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平屋を建てる 26週目

20241015記

大工さんに差し入れらしい差し入れを持っていったことがなかったと気がつき、おやつに何か甘いものでもと、どら焼きを買って現場に向かった。3連休の3日目の月曜日。作業をやっているものと想像していたのだが、大工さんはいなかった。お休みだったみたいだ。先週、気がついた室内ドアの枠の色が正しいものに変わっていた。さっそくやり直したのだ。あとで工務店のYさんに聞いたら、このやり直しのため大工さんの出番が1週間延びたそうである。ということは、僕らの持っていったどら焼きは手遅れだった可能性があったということだ。今日会えなかったので、この先の平日1週間で大工さんの担当する作業は終わってしまうということだ。おつかれさまでした、ありがとうございました、と会って伝えることができないかもしれない。

大工さんの出番が終わると、今度は内装屋さんの出番になる。キッチンが入ったり、トイレが入ったり、お風呂場にすでに運び込んであるユニットバスを完成させたり。壁の塗装なども進むだろう。いよいよ最終コーナーをまわり、ゴールが見えてくる。11月末の完成予定はすでに少し遅れ、12月初旬になる見込みだ。それ以上は絶対に遅らせないでほしいとYさんには伝えてある。

いつものように家の中を見てまわる。寝室の壁にも杉板がはられていた。ここは外壁とそろえるようにあえて杉板をはっている。他にも、壁の多くの面積が石膏ボードで覆われていた。空間を区切ることはつまり壁をつくることなのだと気がついた。壁の形にあわせて、ボードを切っては壁にはっていく大工さんは大変だ。あとはリビングへおりる短い階段が取り付けられていた。わが家は1mの段差のある横並びの土地を使うので、ダイニングキッチンとリビングは隣り合っていながら、リビングの床を1m下げるという設計にした。天井は同じ高さだから、リビングにいるときは天井がとても高い。リビングから庭にも直接、出られる。コンパクトな平屋ながら、さまざまな表情をもつ家になった。住むのが待ち遠しい。すごく楽しみ。そんな会話をよくするようになった。

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