平屋を建てる 23週目
20240924記
先週に続き、今週も3連休だった。土曜日は稲刈りをしてはざかけをした。暑くて日差しが強くて顔も首筋も日焼けしてしまった。夜中に雨が降ったようで、日曜日の日中は少し降ったりしつつずっと曇りだった。朝のうちに稲刈りで使ったバインダーを軽トラにのせて家まで運んだ。ここでいう家というのは、2拠点暮らしで借りている古い一軒家のことである。僕たちは都内に近い千葉県内でマンションに暮らしつつ、週末を県南で過ごし、田んぼを借りてお米を育てている。そんな暮らしをし始めてから8年が経つ。プロフィール欄にも書いたが、移住を検討したこともあったものの、結局、こちらで家を建てて住むことを選んだ。いつか詳しく書こうと思うが、お米をつくるのはとても楽しい。夫婦2人で通いでお米を作っているという話をするとたいていの人が驚く。それも楽しい。都会に住んでいようが、やろうと思えば、農家じゃなくとも、お米づくりはできるのだ。
日曜日の午後にはマンションに戻り、月曜日に現場を見に行った。農作業で体のあちこちが筋肉痛で痛む。敷地の草が伸びていたのが先々週くらいから気になっていたので、今回は電動刈払機を持参しての訪問だ。玄関が開いていて、なかで大工さんが仕事をしていた。こんにちはと声をかけてから、庭へまわる。膝下くらいの高さになるまで庭の敷地一面に草がわしゃわしゃとはびこっていた。隅から隅までびっしりと。草の下になって見えなくなっている電源コードなどを傷つけないように、最初は手で草をむしりとってみた。つかんでからたぐりよせるように引っ張ると意外と簡単に地面から引きちぎることができた。電源コードがないことを確かめてから、刈払機を使って草を刈っていった。
家の前で立って待っていた妻が蚊に刺されたらしく、もう帰ろうと言った。もう少しきれいに草を刈っておきたかったのだけれど、ある程度刈ったところで終わりにした。刈った草を庭の隅に集めるとこんもりとした山ができた。いつものように家の中を見て歩きたかったが、大工さんの邪魔になると悪いので、そのまま帰ることにした。そうそう、外から分かる大きな変化があった。屋根から黒い筒が伸びていた。薪ストーブの煙突が取り付けられたのだ。
区画を2つ買っていたり、平屋にしたり、壁が杉板だったり、あげくに煙突まで突き出ていたりして、まわりに住んでいる人たちは驚いているかもしれない。