樋口直哉さんとの連続企画
昨年の中でもっとも大きな出会いのひとつが樋口さんとの出会いでした。ともかく、ともすれば愛情だなんだと妙な方向に行きがちな料理を、とてもドライに語るその語り口にぼくはすっかり魅了されてしまいました。noteの連載もまるで理科の実験室で書いているかのような書きぶりで、特に「最高のおにぎりの作り方」はnote史上屈指のテキストではないでしょうか。
そもそもは2018年にやっていたパブリック・キッチンの中で、キッチンについてきちんとフォーカスした記事をつくれなかったという反省から、料理の専門家にどうしても入ってもらいたく探していたのですが、そのような時に読んだのが樋口さんの記事でした。
という訳でその後は一方的なラブコールから
住宅特集 2019年9月号に「料理家と考えるこれからのキッチンのあり方」前編
住宅特集 2019年10月号に「料理家と考えるこれからのキッチンのあり方」中編
住宅特集 2019年12月号「料理家と考えるこれからのキッチンのあり方」後編
と雑誌4つと公開座談会ひとつを樋口さんとご一緒するかたちになりました。住宅特集の企画は実際に新たなキッチンを提案するというもので、リサーチャーの榊原充大さん、後編では建築家の西澤徹夫さん、そしてデザイナーの木下真彩さんという豪華なメンツでの企画となりました。なかなか苦労しましたが、料理家と一緒にキッチンを考えるというプロセスはとても充実した時間だったなと今振り返ると思います。特に提案編での木下真彩さんのイラストがとてもいいので、ぜひいちど見てください!
「プライベートな料理、オープンなキッチン」での二人の対談では、キッチンについてかなり突っ込んだ話をしています。今読んでもとても面白いので、こちらもぜひ!
あと、今振り返ると公開対談とかやってたんだなあとしみじみした気持ちになりますね。今年はこういうイベントはできるのだろうか。。
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