プチ史資料紹介「大伴千室の歌と木簡」
「プチ史料紹介」では、既に公開されている史資料で、筆者が気付いたことがあるものの、ちゃんとした論文にするほどではないもの、推測の域を出ないお話などを書いていきます。
※写真は、吉野歴史資料館から「秋津野」候補地である御園地区(宮滝から吉野川をはさんだ対岸にある)を遠望したもの。
今回は、ある万葉歌が詠まれた状況を推測するうえで、一般に「二条大路木簡」と呼ばれる木簡群が手掛かりになるのでは?というお話をご紹介します。
なお、このお話は、筆者が奈良県立万葉文化館に勤めていた時に