神楽の祖 ~天鈿女命
コロナ禍に制作を開始した演目「天之岩戸」。少しずつ、しかし着々と進行しておりますが、この演目のほぼ主役とも言うべき存在が、天鈿女命(アマのウズメのミコト)です。
芸能の女神と言われており、神聖な巫女といういうより、明るく陽気な踊り子のイメージで、古くから大変人気のある神様です。
天之岩戸神話でも、岩戸にお隠れになった天照大御神の気を引いて出てきてもらおうと決死の「おもしろ舞」を舞います。あまりの面白さに、集っていた八百万の神々も大爆笑!ヤンヤヤンヤと囃し立て、拍手喝采の大ウェーブ!さすがに気になったアマテラスは様子を見ようと、ちょっとだけ岩戸を開けて見たところを引っ張り出されてめでたしめでたし・・・とまあ、そんな話。明らかにウズメの功績を語るお話となっております。
そしてその「おもしろ舞」こそが、神楽の始まりだと言われております。私も含め、全ての神楽師の始祖はウズメ様なのです。私が今あるのもウズメ様のおかげ!ありがたや。
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