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神楽奉納は連鎖する

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お陰様をもちまして、豊川稲荷総本山での正式奉納を勤めあげる事が出来ました。一つの大きな目標を達成致しました。日頃応援して下さっている皆様に、心より御礼申し上げます。

今年は、三月に「東京都民俗芸能大会」に招待され、吉原の狐舞が、文字通り東京都の民俗芸能と認められました。さらに今回の豊川稲荷総本山での奉納達成。この数年来目指してきた大目標が次々に成就するというミラクルイヤーでございました。

しかも、豊川稲荷の和尚様から、来年以降も定期的に奉納してほしいとの御言葉も頂きまして、「吉原の狐舞」「酉の市の鷲舞」に続き、「豊川の稲荷舞」という三つ目の新民俗芸能=新しい伝統をたちあげる事が出来そうです。

我が生涯において、あと幾つの伝統を生み出す事が出来ましょうか....。力を養い、勇気を振り絞り、知略の限りを尽くし、勝ったり負けたりしながら、ひとつひとつ城を建てていく...まるで人生をかけた壮大なシミュレーションゲームをしている様です。いやあ、人生って楽しい!

それにしても、我が吉福社中がここ数ヶ月、殆ど休みなしで活動しているのは既にご存知かと存じます。応援者様からも「大丈夫か?」と労られる今日この頃(笑)。

何故そんなに忙しいのか?それは当社中が四つの活動形態を持っているからに他なりません。①神社仏閣で神楽を奉納する。②地域活性の為のイベント出演。③妖怪などのサブカルチャー活動。④企業相手の商業活動。...です。

もちろん本業は①ですが、今のご時世、それだけでは食っていけません(笑)。文化としても廃れる一方の神楽を、新しいアプローチで復興したいと考え、吉福社中は結成されました。

①で「新しい伝統」を生み出す為には、地域の方々のご理解、ご協力が不可欠ですので、②は不可分となります。③は若い人達へのアプローチ。④は活動資金調達の為、不可欠です。

①~④は独立している様で、たくみに連動し合い、吉福社中の事業を支えております。たまに「吉福社中は神楽師なの?それとも地下アイドルなの?」と不理解な問いを受けることがございますが、これはまさしく愚問でありまして、答えは「両方です!」となります。神楽だけやりたいとか、商業活動だけしたいなどという手合いは、吉福社中には不向きと言えましょう。

①~④は事業として連動しているだけでなく、学ぶ事も四倍になるという凄まじいメリットを有しております。神楽殿の中では学べない新しい情報をサブカルから入手し、サブカルにはない、深遠なる民俗知識を神楽で学べます。地域の協力者を通じて商業活動に繋がる事も多く、また企業の有力者から紹介され、縁の無かった神社仏閣と思いもかけず繋がる事もあり.....。頂いたご縁ひとつひとつを大切にしていく事で、気がつけば休む間もない有り様となったわけでした。

さて、表題にもなっております「神楽奉納の連鎖」ですが、こちらもご縁とご縁が数珠繋ぎとなった面白いお話でございます。どの様にして、吉福社中は豊川稲荷総本山での神楽奉納を実現できたのでしょうか?

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