博士論文を書くのに最も大切なこと
博士論文の書き方などのhow to 本はたくさん出ているが、能力としては各分野の違いもあるだろうけれど、分野に限らず最も大切なものは、一人でいることができるかどうか、つまり孤独に耐えることができるかどうかだと思う。
私は社会人で40歳の時に大学院に入学し、オックスフォード大学で博士号を2006年に取った。その博士号を書いている間におもったのは、博士論文を書くのに大事なことは、①金銭的に余裕があること(奨学金が取れたならラッキー)、②論理思考、③海外の大学で取る場合には語学力などいろいろあるが、最も大事なのは、孤独に耐える能力だと思う。毎日一人でパソコンに向かって書きあげることができるかどうかどうかわからない論文を書き続けなければならない。そして博士論文がアクセプトされるかされないか(もちろん提出後に修正をしてOKとなる場合もあるが、点数による成績の評価はない。博士号をもらえるかもらえないかの二択だ)が不安で、それに耐えられるかどうかだとおもう。私はその点においてだけたぶん、能力がある!つまり一人でいることが平気だったから書けたのだと思う。続きはまた。
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