無題
わたしが就職活動に失敗して田舎に連れ戻され、バイトをかけ持ちしていた22歳の時のこと。
一緒にバイトしていた主婦が店長と揉めて辞め、お客さんとしてコンビニに来た時「毎日はなまるマーケット見てケーキ焼いてる」と言ったことが、すごい羨ましかった。
幸せそうで。
わたしは地元では失敗した人間であり、なんとしてでも、就職して地元を出て行きたかった。それは幸運にも叶い、都内の製作会社で10年働いた。楽しいことも辛いこともあった。
今は、夫がいて、娘がいて、専業主婦をやっている。
掃除も料理も得意ではないが、誰かの生活を整えるのは、体調が良ければ楽しい。簡単なおやつ作ってる時や、こどもとの工作はたのしい。働いてる時に感じていたストレスもない。
人生には、こんな時間もあるのだな。
夫よありがとう。
親には、「一生働かなきゃいけないんだから、高校時代くらい、アルバイトしないで」と言われ、アルバイト禁止されていたティーンエイジャーの頃。
これからどうなるのか分からないけど。また働く時がくると思うけど。
いまはこういう時期です。
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