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あれは、誓って、わざとじゃなかった、火災報知器事件

なぜか突然思い出した、
子どもの頃のとんでもエピソードを
少し前に、書きました。

1つ思い出したら、
芋づる式に思い出される
駄目駄目エピソード。

今回は、火災報知器を鳴らして
しまった事件。

事件場所は、
友達が住んでたアパート。

友達が自分の家に
ランドセルを置きに行くのを
アパートの廊下で待っていた。

眼の前に、火災報知器。
報知機のボタンを保護している
プラスチックのカバーが
なぜか、外れていた。
赤い報知機の金属ケースに
丸いプラスチックが落ち込んでいた。

非常時に力を入れて押すことで、
ベルが鳴る仕組みのはずなのに、
その日、私の前にあった
火災報知器のカバーは、
外れていたのだ。

だから、事件は起きた。

カバーを元のように
はめ込もうとして、
報知機の内側に落ちてた
カバーを手にしたのだ。
何故か直そうとした。

余計なことの極み。

その時、指が報知機のボタンに
触れた。
決して、押していない。
触れたのだ。

鳴り響くサイレン。

友達のお母さんに、
「押したの?」と、
聞かれて、
「私、押してません」と
全否定した。
その全否定は、ある意味正しいけど、
別の意味では、大間違い。

事情を説明することから、
逃げた!

消防車は来るし、
近所の人が集ってくるし、
大騒ぎだった。

ちょっと触れただけで、
報知機のベルは鳴る、
鳴り響く。

誰のためもならない教訓。

もちろん、私は、あの日以来
火災報知器にはふれていない。


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