箇条書きの父のお礼
我が父。1月に自宅で転倒。大腿骨骨折。
手術、リハビリテーション施設などをへて、
9ヶ月ぶりに自宅へ。
今月ちょうど、90歳。
自宅に帰るためには、
周りの皆さまの尽力があってこそ。
これ以上ない、誕生日プレゼント。
自宅へ戻りほどなく、
兄夫婦、母と私に
対面に並ぶよう、依頼する父。
何事?と、思いきや、
「 大変ご迷惑をおかけしました。
本当に有難うございます。
これからもご面倒をおかけします。
よろしくお願いします。」
ぐっときた。
うるっときた。
同時に、遠距離でもないが、
そんなに近くにいない私は、
圧倒的に何もできていない。
その言葉は、そのまま
同じ敷地に住む兄夫婦に贈る
ことにした。
父のことは、良くわからないが本音。
なんせ、母との確執が強すぎた。
父がどんな人か、文章に
できない。
何故か箇条書きになる。
・子どもの教育は、母任せ。
学校行事、参加0。
まぁ、昭和は、そんな感じ。
・父との初めてのお出かけは、競馬場。
今なら炎上もの。
・いつもは、感情を出さない。
・カッとなると、手が付けられない。
チャンネル争いしていた兄と私の
目の前で、テレビのコードを
ハサミでぶった切ったこと有。
・酒好き。
・醉うとセクハラオヤジ。
・極度の心配性
・私が19歳の時、取っ組み合いの喧嘩した。
するか?普通。
・それでも子煩悩で良くお土産
買って帰ってきてた。
箇条書きの父。
セクハラおやじが、
尊敬の父へ。
孫に何があろうとも
何も言わない。
そのままでいいんだと
見守ってくれていた。
数年前から、父の存在に
有難いと思っていたら、
今回の挨拶。
昭和の企業戦士の父が、
私のベースを作ってる。
完璧なお手本がある
有り難さ。
父の存在も
父のことを思い
受け入れることを決意した
兄も。
その兄についてきてくれる
義姉も、感謝しかない。
感謝の大切さを
改めて教えてくれた
父に感謝。
そして、その父と
添い遂げてきた母にも感謝。
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