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あなたも今すぐできる、最幸の贈りもの
ふと通りすがりのウィンドウに映った自分の顔を見て驚いたことありませんか?
わたしは幾度となく驚きました。なんてブサイクで不機嫌な顔してるんだと。
こんな顔ですれ違う人に負のエネルギーをばら撒いているのかと思うとゾッとします。
カオハガン島に来てくださったお客さまで、お寺の住職をされていらっしゃる方がいらっしゃいました。
その方は、ずっと菩薩のように微笑んでいらっしゃり、どんなときも穏やかに過ごされていました。
住職曰く、菩薩のような微笑みは「和顔施(わがんせ)」とおっしゃるそうです。
仏教には布施という考えがあることは、みなさんご存知だと思います。
「普施」とも書き、あまねく施すという意味があります。お坊さんに限らず、周りの人に施すこともまた、布施。
お釈迦さまはお金や物を持っていない人でも施せるものがあると教えられました。
お釈迦さまは「財がなくても人に施しはできる。優しい目つきやあたたかい言葉など、無財の七施(むざいのしちせ)を行いなさい。」とおっしゃったそうです。
無財の七施の中の一つが和顔施(和顔悦色施)、そばにいる人々に優しい笑顔を向けること。
今すぐにできる、笑顔の贈りものです。
自分自身が笑顔になるだけで、周りの人たちはその笑顔を受け取り、幸せな気持ちになります。
誰にでもできる無償の贈りものを配ってみたくなりませんか。
わたしは、比較的柔軟性があるので、そんなありがたいお話を住職から聞くと、わかったー!やってみる!と言って、すぐ実践するタイプ。
笑顔を贈るって自分にとっても心地いいことだなぁとか、自分自身も物やお金をたくさん持たない人生を送っているので、わたしにとって和顔施はとても大切なことだなと実感しました。
でも、人のタイプや生き方は、人それぞれ。
笑顔になることが苦手な人が、いきなり笑顔で街を歩いてみることは、なかなかハードルが高いと思う人もいると思います。
ましてや、都会の真ん中ですれ違いざまに目が合ったとき、相手へにこりと笑顔を贈れるか...
知らん人が笑いかけてくる!!
みたいな反応をされると心折れそうになるかもしれません。苦笑
まずは、自分が笑顔を相手に贈るだけで、どれだけあたたかい気持ちになるか、相手の気持ちを想像してみるだけでもいい。
知らない誰かの気持ちを想う、それだけでも素晴らしい贈りものだとわたしは思います。
優しい気持ちを相手に向けるだけで、空気感が変わり、優しさが循環していくことをイメージしてみてください。
その優しさがあなたからの発信でもいいし、誰かから受け取ったものでもいい。
巡らせることで、またあなたのもとに贈りものが還ってきます。
今日も優しさが溢れますように。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。
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