2022年にもしスティーブ・ジョブズが生きていたら何を思うのだろう
こんにちは。株式会社Zenmetryの長友です。(8/16に社名変更しました)社名変更に際しての思いを書き記します。
先日、自分のプロダクトを考えるにあたって、我が心のスーパーヒーロー、スティーブ・ジョブズの映画と漫画を読み込みました。
2011年に残念ながら亡くなってしまいましたが、没後11年が経とうとするなかで、ふと思いました。「いまもしスティーブ・ジョブズが生きていたら、今の世界は彼にとって理想的なのだろうか?」と。
テクノロジーと人間らしさの交差点に立つ
映画や漫画を見ていただくとわかるのですが、信じられないぐらいの激しさと厳しさを抱えながらも、パーソナルコンピューターの未来を描き続けたビジョナリーな人です。
コンピューターは知性を自由にし、そして一段とクリエイティブになれるもの、それを目指していたんですね。
そして、人文科学を大切にしていたからこそ、iPhoneやiPad、Machintoshなどの一連の製品群が生まれ、人々に愛されている。Appleの製品には文化や哲学を感じられて、私も大好きです。
ジョブズが大切にした禅の考え方
ジョブズが人文科学、中でも大切にした考えは、日本の禅であったことは有名な話です。彼の結婚式は日本の禅の僧侶 乙川弘文が執り行いました。Appleのシンプルで削ぎ落とされたデザインを追求する姿勢は、禅の影響を受けていたとされます。
ジョブズの伝記の中にも、このような文章があります。
「宿無し弘文」という弘文に関しての書籍(スティーブ・ジョブズ好きなら絶対面白いのでオススメ)にも、ジョブズは長年自身でも座禅に取り組んでいたことが伝わるエピソードが紹介されています。
ジョブズが大切にしていた集中して考えること
集中して考えることをいかに大切にしていたことが伝わりますね。集中して考える、そして賢い選択をする、世の中を前に進ませようという意思が伝わります。
でも、2022年、集中することが難しいです、スティーブ
そんな集中を大切にしていたスティーブ。人文科学と禅を大切にしていた敬愛するスティーブ。あなたが生み出したiPhoneをはじめとするテクノロジーの進展と、iPhone上で提供される多くのアプリケーションによって、世の中は本当に便利になったと思います。
スティーブのこだわっていた人間中心で直感的なデザインを追求する姿勢のおかげで、1つ1つのアプリケーションは本当に使い勝手がよくなりました。
でも、その1つ1つは便利なのに、絶え間ない通知、たくさんのアプリから個別に届くメッセージに追われる人間が失ったものがあります。
それが集中して考える時間です。1つ1つそれぞれはなめらかなのに、束になって利用した時に、人間にとって優しくない状況が生まれているのではないか。
きっともし、スティーブ・ジョブズが生きていたならば、人々から集中を奪うこの状況は喜ばなかったのではないかな、と想像します。スティーブにSlackでメンションを飛ばして即レスしてね、なんて絶対ブチ切れられる気がしてなりません。そもそも通知を切っている気がします。
みんなの毎日を、より良い方向にするために
この集中力が失われてしまったという人類の損失に、私は抗いたい。
仕事において、集中して考える時間がもっと増やせれば、人々はもっと楽しく仕事ができると考えています。シンプルに削ぎ落とされた、スティーブが大切にしていた日本の禅文化の影響を感じられるそんなWebサービスを目指していきます。そして仕事の世界に新たな調和を作りたい。
それが社名のZenmetryに込めた思いです。
まだ創業したての会社ですが、創業メンバーを募集しています。
ぜひよかったら雑談でもしませんか。お待ちしてます!
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