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ChatGPTで先延ばし癖を克服できるのか?ー1週間やってみたら効果あったよ!

「今日も作ろうと思っていた資料が手につかなかった・・・」
早く着手しなきゃと思いつつ、いざやろうとすると気が重くて先延ばし。締切ギリギリで慌てて仕上げて、疲れ果てる――こんな経験、ありませんか?

私自身、会社員時代も、起業家となった今も、何度も経験しています。

なぜ仕事は先延ばしがちになるのでしょうか?
これは「気合い」や「努力」、もしくは「能力」の問題なのでしょうか?
実は、能力の問題ではないのです。

このnoteでは、これAI活用すれば解決するんじゃない?!という私自身の先延ばしの原因と解決の方向性に気づいたきっかけについて書きます。


勘違いや過信が先延ばしを招く!

先延ばしする原因。それは、タスクを大きなサイズのままで進められると勘違いしがちなことにありました。複雑なタスクも経験値があるからそのままで進められるだろうという自らへの過信もありました。
すなわち認識の問題です。

1つ1つの仕事は、私たちが思っている以上に複雑です。そのため「すぐに行動できるサイズ」にまで落とし込む必要がある――その認識を持って仕事をすることが大切なのだ、と気づきました。

タスクの細分化をAIに任せてみた結果

なぜ気づいたかというと、先週noteでAIでタスクを細分化してみよう、という記事を書いて、自分自身も実際にタスクを事前に細分化して実行する!を1週間実践してみたことです。

たとえば、ピッチ資料を修正したいな、という時。
今までなら「ピッチ資料の修正」ってそのままの粒度で捉え、「ちょっと面倒だなー」と先送りし、締切ギリギリまでやらないパターンの予感です。

そこで、GPTsに細分化してもらいました。

以下のようにタスクが細分化された結果が、数秒で返ってきました。

「ピッチ資料を修正したいです!」に対してのChatGPT 4oの細分化結果

タスクのAIによる細分化で、面倒くささが激減

この結果をみて2点感じたことがあります。
1点目は、「おお。最初のステップだけなら、すぐにできそう!」です。

こうやって具体的に細分化されたタスクを見ると、修正する箇所は一部のはずですし、最初のタスクは5分ぐらいで終わりそうな気がします。
面倒くさいという気持ちが、数秒で消えた・・・!すごい。
「これならやれそう!」という気持ちに、AIがしてくれた。

「発達障害の僕らが生き抜くための「紙1枚」仕事術」の著書の小鳥遊(タカナシ)さんの著作にも、先送りの一番の原因は「面倒くさい」と思うことにあると解説されています。

先送りの一番の原因は、「面倒くさい」です。私の経験上、仕事というのは、作業工程を細かく分解してみると、その1つ1つは決して面倒くさくないことがほとんどです。分解されていないタスクは、まず何をすればいいかわからないため、脳が面倒くさいと感じているだけなのです。
この「面倒くささ」は「やれる」「できる」と思えないところから生まれます。逆に「やれる」「できる」と思えるようになれば、面倒くささは消えタスクは進みます。

小鳥遊「発達障害の僕らが生き抜くための「紙1枚」仕事術」


本を読んでいるのに、なぜ先送りするんだ、って話なんですが・・・・。
これは自分のタスクの習熟度にも原因がある気がします。タスク自体は何度も経験していて、プロセスも感覚的に把握しているので、大きい粒度のタスクのままでも、「自分ならできる!」という過信があったんですね。

書き出さなくてもタスクはできるのだけど、それでもやっぱり「面倒だな」という気持ちは消えてなかった。
個人的には、習熟度に関わらず、AIで常に細分化を事前にしておくことを続けると、「あとは作業するだけ!」の状態に常にいられて快適、かつ仕事が早くなるな、と実感しています。

見積もり工数は、AIと自分で9倍違っていた!


2点目が「これをさらに細かく分解して、具体的な行動を決めますね!」というChatGPTのコメントです。

「すでに細かいのに、まだ細かくするの?!」自分的には衝撃的です。
実際、私が考えていたタスクの細分化の粒度は、まだまだ荒かったのです。
試しに1つ目の現状の資料を確認する、をさらにChatGPTに具体化してもらったところ、さらに衝撃が走りました。
私の直感的な5分という見積もりに対して、45分かかる、という結果が返ってきたのです。

5分じゃなくて、45分・・・!

確かに思い当たることがある。
1個修正したら、こっちも気になる、あっちも気になる、って締切ギリギリなのに見直し続けたこと・・・。1回や2回じゃない・・・(遠い目)

すなわち、タスクの具体化が甘いせいで、見積もりがめちゃくちゃ甘いんですね。最短でできる工数で見積もってしまう癖があるようです、私は。
グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考」の中にも、見積もりは甘くなるから常に1.5倍にしておけ、という話が出てきます。

私たちは何をするのにも、当初の想定より遅れる傾向がある。ミーティングには遅れるし、仕事の提出物は間に合わないし、支払期日は守れない。実際より短く見積もってしまうせいで、不必要にストレスを感じ、周囲を困らせている。  
この状態から脱け出す方法がある。自分が見積もった時間を、つねに1・5倍に増やして締切を設定するのだ。

グレッグ・マキューン「 エッセンシャル思考」より

その方がどの程度工数を意識して普段から作業しているか?によっても見積もり工数の正確さはもちろん変動するでしょう。ただ、「直感の見積もり」だけに依存しない参考値を常に出してくれることは、誰しもが仕事の計画を立てる際の参考になるはずです。

AIによるタスクの細分化の3つのメリット

結論として、AIによるタスク細分化の効果は、3つのメリットがあると現時点で考えています。

  1. 自分でやるよりも確実で早いタスクの細分化ができる

  2. 細分化されたタスクになると、着手しやすくなる

  3. 自分の作業見積もりを見直すきっかけができる

この細分化は、個人のタスク管理だけでなく、チームメンバーなど他の人への依頼の際にも有効だと感じます。(「書類なるはやでよろしく!」みたいな雑で曖昧なタスクの指示を予防できる)


タスクの細分化を習慣に取り入れよう

前回のnoteを、先ほども引用した「発達障害の僕らが生き抜くための「紙1枚」仕事術」の著書の小鳥遊さんがXで長文で紹介してくださいました。
(ありがとうございます!!!!!!!!)

従来、タスクを小さなサイズに細かく分解してリスト化すること自体は非常に効果があると知られていながらも、その作業に手間がかかり、面倒くささ故に継続に課題があったと考えています。

その面倒くささは、AIの活用で克服できます!
ぜひ1日の始まりや、「面倒くさいなー」と思ったタイミングで使ってみてください。
(ChatGPTのアカウントは無料でも使えます!)


1人で始めると、習慣が定着化するか分からない、ChatGPTも使いこなせるかわからない!という方向けに、約1週間、毎朝定期的に集まってタスクを細分化していくことをやっていく講座を行なっています。

(2025/1/29追記)3期生募集中です!平日朝8時台と9時台の2コース用意しました。

今後も、タスク管理に役立つ情報をどんどん発信していきますので、よろしければX(@yoshienagatomo)、noteのフォローお待ちしています。
株式会社Zenmetryの長友でした。ご一読いただきありがとうございました!


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Yoshie Nagatomo
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