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孤独死バンザイ

昨年、父を看取った時、いろんな事実を知った。

「看取り」という選択かできるよう国の制度が整ったのが2017年とまだ日が浅いこと、そして

胃瘻や人工呼吸、心臓マッサージ以外にも、あらゆる医療行為が“延命治療”に繋がる可能性があること。

看取りに関する本を読んでいてショックだったのが、胃瘻されてる患者が看護士に管を外してくれと懇願することもあるのだと。

けれど家族の承諾なしに、それはできない。いったい誰の為の延命治療なのか?

西洋医学教に洗脳された身内から我が身を守るために「延命治療はしない」と意思表示する手を打っておいた方がいい。

家族の一人でも反対したら延命治療されるので、本人の強い意思表示が要る。高齢者でなくても関係ない、誰でもその可能性はあるからよく話し合っておくべきだと思う。

何かの本で、
「死ぬとは一人でトイレに行くようなもの」だと表現していた。

一人で生まれ一人で死んでいく。孤独死とは、実はとても自然な死なのではないかと思った。

例のごとく孤独死怖いよキャンペーンで恐怖を煽り、医療に繋げてきたのだろうけど、そもそも「死」の解釈がおかしいから見苦しいほどに「生」にしがみつくのであって、本来「死」とはゴールなのだ。

父の穏やかな顔を見届けたらからこそ言える。早いものでまもなく一周忌。

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