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病は気からの根拠

面白い本を紹介する前に、まずはこの画像を見てほしい。

左:知人の職場にいつも不機嫌な女性社員がいて、職場の雰囲気も悪かったそう。その時、この観葉植物パキラの葉は数枚しか生えていなかった。ところが2ヶ月前にその女性と入れ替わり、テキパキと気の利く女性社員が入社してきた途端、パキラは画像のように生き生きと葉をつけ始めた。

右:私がコロナで寝込んだ時、枕元に置いていたセロームが数日で枯れてしまった。それまでは四方八方に広がるほど元気良かったのに。

そんな植物の不思議を目の当たりにしていた時にタイミングよくこの本に出会った。
『植物は気づいている』
クリーヴ・バクスター著

植物は人の感情を察知

嘘探知に使用されるポリグラフという皮膚電気反応計があり、その専門家である著者は長年アメリカ陸軍やCIAと関わってきた。

ひょんなことから鉢植えに装置を繫げようと思い立った。そしてマッチで火をつけてみようと考えた途端、ポリグラフの記録表が反応した。

どうやら植物は近くの生物、特に人間の感情を敏感に察知しているらしい。

驚くのが、その人が外出していても、感情に同調し続けることが記録表から判明した。

行為に反応するのではなく、ただその人に同調する。これを原初的知覚、バイオコミュニケーションというそう。

植物学者ではない彼だったからこそ、先入観なく純粋な好奇心でこの事実を発見できたことが興味深い。

とんでもない事実を発見した彼は、学会やマスコミに妨害されながらも、植物→鶏卵→バクテリア→人の細胞へ実験を進めていった。

危険を知らせる卵

ある卵に電極を繫げ、それとは別に用意した10個の卵を熱湯に入れていき反応を見る実験。1個目の卵を熱湯に入れた際には反応したが、その後の9個には無反応を示した。

これは「電極を繫いだ卵」もしくは「1個目の卵」が後の「9個の卵」に危機が迫っていることを伝えたことで、9個の卵が防御態勢(一種の失神状態)に入ったからだという。

花にも電極を繫ぎ、今まさに割られようとしている卵からの反応も調べた。卵から何らかのメッセージを受け取ったその花は、2年以上花を咲かせることはなかった。

ヨーグルトのバクテリアたちも抗生物質の粉を入れたら反応した。

面白いのが細胞片も同調するという実験。ある男性の口内細胞を採取して電極に繋ぎ、男性に女性の全裸写真を見せたところ、細胞は上下振り切るぐらい反応した(笑)

たとえ本人が何百kmも遠方に出掛けても細胞は反応することがわかった。

「人間の精神はどんなに複雑に見えても、情報基盤は植物のそれから現れたもの。細胞にはたとえ神経がなくても、精神のようなものが存在する。」のだと。

「病は気から」というが、殆ど菌で構成されている人間の身体が、人間の気持ちに同調しないわけがないのだ。

これまでの科学はもう通用しない。意識が物質的な現象を生み出すことが分かってしまったのだから。

日本には昔から「成木責め」といって、長い間実をつけない樹木にノコギリを当てて脅す習慣があるのだそう。

自然界と心を通わせる祭りや行事からも、先人たちは何もかも理解していたのだ。
2022.12.23

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