吉田屋について
現在活動のアイデアを練っている古民家:吉田屋について。この町家型の古民家は築150年以上とも言われ、残っている古い写真を見ると元々は茶道具や陶器を扱うお店だったようで、「吉田屋」はその時の屋号になります。また前面の道路が埋め立てられるまでは塩田のお堀だったようで、その風光明媚な立地から映画のロケ地としても使われたそうです。
この吉田屋の特徴はその細長い形状かと思います。表通りから座敷①→中庭①→蔵→中庭②→座敷②という構成になっており、敷地内に2つの中庭を有しています。全体として幅5mに対して長さ45mというプロポーションになっており、ユニークな空間体験となっています。
座敷①
中庭①
蔵
中庭②
座敷②
特に蔵は重厚な土壁に有機的な形の立派な梁が架けられており、中にはお店をやっていた当時の茶箱やうちわなどのグッズが保管されており、この吉田屋の歴史を感じることが出来ます。
これからは実測や周辺環境の調査を行いながら、この吉田屋と地域の在り方を模索していきます。(原田)