忠海ワークショップ2021サマー_完成編
面のパーツが組みあがったところで設置場所へと運び、組み上げていく。作業中に何人かの地域の方が物珍しそうに声をかけてくださったが、「新明さんのお神輿の作り方を参考にしているのです。」と答えると、皆どこか誇らしげな表情を浮かべていた。
<組み立てプロセス>
<組み立てプロセス>
<地域の方からの差し入れ>
<組み立てプロセス>
<祭や地域のよろづ事を中心に活動する二窓「ざこの会」メンバー>
作業終盤に台風14号直撃の災難にも見舞われたが、幸い一晩の間に駆け抜けていったので、何とか所定の期間内に完成させることができた。はじめての地域ではじめてのワークショップによる協働作業であったが、地域(町内)の方々、地元(県内)の学生、そして外から(県外)やってくる若者のそれぞれの知見や労働力がうまく補完し合い、ひとつのものづくりに没頭する美しい制作の光景を垣間見ることができた。
今回は実験的に校舎から外に飛び出している部分を、ワークショップ第1弾「竹のゲート」として制作したが、2022年3月にワークショップ第2弾として校舎内部及び中庭部分の制作を予定している。次回も「自分たちで作る」ことの意義を問いながら、作ることの喜びを一丸となってかみしめたい。
<忠海集学校「竹のゲート」>
<忠海集学校「竹のゲート」>
<忠海集学校「竹のゲート」上部>
<忠海集学校「竹のゲート」下部>
<忠海集学校「竹のゲート」接合部>
<忠海集学校「竹のゲート」夜景>
―忠海ワークショップ2021サマー
制作協力
リングロー株式会社
忠海町二窓地区「ざこの会」から:新本直登、山崎進、北嵐昭吏、福浜数幸、沖胡勤
横浜国立大学「栖の工房」から:長岡凌太、河野奏太、平田雄基
広島建築系学生団体 「scale」から:城本大輝、田中透弥(広島大学)、田中蒼衣、坂野弘江(近畿大学)
※敬称略
次回開催の忠海ワークショップは2022年3月7日~19日に開催予定です。また追って詳細をお知らせします。
写真:yujiharada
文:原田雄次