
『ぼくのなつやすみ2』創作プレイ絵日記 後編
本記事は10年前に個人サイトに載せていたプレイ絵日記の転載です。
おっさんの夏休み日記8
やすこ姉ちゃんとの仲を取り持ったのと、趣味のロケット製作を手伝ったご褒美として、洋君のロケットにサインを入れさせてもらう事になったのです。
大事なロケットにサインを入れるのは大変名誉な話だとは思いますが、彼の手製ロケットは過去2度失敗して墜落しており、近隣住民に多大な被害を出しているだろう。
「そんなクソロケットにボクの名前なんて書けるわけねえだろ!アホ!」と思いつつも、 そこはほら大人だし空気を読んでサインをするボク。
おっさんの夏休み日記9
やすこ姉ちゃんも寝取られ、幽霊姉ちゃんは変態夫婦だし、そんな傷心のボクを癒したのは虫相撲でした。
夏休みも半分が過ぎ、行動範囲が広がった事によって新たな虫を発見する喜び。 それを闘わせる喜び。そして勝利の喜び。 それらがボクの傷を癒していったのでした。
虫かごが満タンで入りきらなくなった虫はポケットに詰め込んで!さあ!いざ勝負だタケシ君およびシゲル君! と意気込んで土俵の前にドスンと座った拍子に
尻ポケットからクシャッというなんとも言えない音と感触がボクを襲う・・・!
おっさんの夏休み日記10
32歳にもなって彼女がいない船頭さんは、最近この町でカップルが誕生している事に絶望しているのです。
え?お前と靖子ちゃんって年齢倍違うじゃん、お前ロリコン?
あっさり認めやがった・・・まあイイものやるから元気出せよ!
おっさんの夏休み日記11
洋兄ちゃんがロケットを打ち上げるというので見物に行きました。
例のうんこの絵が書かれたあのロケットです。
そして案の定というかロケットは真っ直ぐ飛ばず……
洋兄ちゃんガックリ!
諦めるな!次があるさ!頑張れ!!
おっさんの夏休み日記12
船頭さんがいつにも増して落ち込んでる様子です。
「幽霊さんと靖子ちゃんのフラグは折れちゃったけど、まだ女性キャラ居るじゃん! 正直看護婦さんが町で一番可愛いし、お前はロリコンだから靖子ちゃんの妹(小2)いけよ!なっ!」などと船頭さんを慰めるボク。
そして夕飯時、悲劇は突然起こったのです・・・
「あれ、サイモンどうしたの?」
「あれ、看護婦さんも一緒なの?」
「!?」
・・・・・・・・・
おっさんの夏休み日記 おわり
幸いにもサイモンは一命を取り留めた。暗かった事もあり犯人の顔は見てないとの事。
町の人からなんとなく疑いの眼差しを向けられている気がするがどうでもよい。 もう大阪へ帰る日なのだ。
靖子ちゃんも夏休みが終わって都会の高校へ戻るので一緒の船に。
最後の最後で町の人の心象をおもくそ悪くしてしまったので、ボクに対するお見送りはゼロ。居るのは靖子ちゃんのお見送りの人たちだけなのだ。
そもそもサイモンの事がなくとも、深夜徘徊を繰り返しおじ・おばに不審がられ、 虫相撲の件でタケシとシゲルからの人望を失い、洋君はロケットにうんこを描いた事を根に持ってるらしいし、 もうどうしようもない夏休みでした。
結局誰とも恋愛関係になる事がなく夏休みが終わってしまった。
ただ船頭さんとはその後もメールで連絡を取り合っている。
今度の春休み、泊まりで大阪に遊びに来るそうだ。
ああ、せっかくの夏休み、ボクは何やってたんだろう・・・
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