甘あげ饅頭に敗北した日
お疲れさまです。
吉田酸素です。
唐突ですが、
私は甘いものが好きです。
ケーキやチョコレートなど
そういった“ナウい”(スーパーミラクル死語)
ものではありません。
砂糖が好きです。
そうです。
私が血糖値スパイクです。(かっこよくない)
そんなサトウキビの中心で愛を叫ぶ
私ですが先日とある
有名たい焼き店に行きました。
そしてもちろんたい焼きを
買おうと並んでいたのですが
こんな言葉が聞こえてきました。
“たい焼きを買うのは素人。
甘あげ饅頭を買った方が良い。”
看板メニューではなく
明らかな地味メニューを勧める、
こういった常連客(地元民)の方を
一度は見たことはないでしょうか?
私は正直“お節介だな~。。”
と思いました。
なぜならたい焼き屋と銘打ち
たい焼きで勝負を挑んでいる相手に対し
なぜ繰り上げ補欠で遠くのベンチから
視界に入るか入らないかもわからない様な
甘あげ饅頭を選ぶのか。
それは全力で戦いを挑んでいる
たい焼き屋さんにも
失礼にあたるのではないでしょうか?
甘あげ饅頭を選ぶ方たちは
既にたい焼きとの勝負を百戦錬磨と
繰り広げその先にやっと
甘あげ饅頭へと辿り着くのです。
もはやたい焼きを
凌駕した戦士たちなのです。
(※ただ、たい焼きを食べるだけの話しです。)
こうして私はたい焼きを買いました。(疲労)
そしてふと後ろを向くと
さも美味しそうに甘あげ饅頭を
食べているのです。
本当に美味しそうに。
その姿を見て
私は無性に負けた気になったのです。
私はまだ甘あげ饅頭に勝負を挑める
器ではないのだと。
もはや私の中には
たい焼きはなく甘あげ饅頭で
満ち溢れていたのでした。