【新説】一年の計、元旦には特にないんじゃないか説
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
本日は2020年の1月1日というわけで、新たな一年が始まりました。
2010年代も終わり、未来感がある年次にたどり着いたわけです。
(あのころの未来に僕らは立っているのかなあ……)
さて、今回ハッシュタグでもわざわざつけた「note書き初め」にも代表されるますが、通常「一年の計は元旦にあり」ということわざにもあるように、物事の始まりを年の始まりと定義し、ここでこの一年の計画をしっかり考えていきましょうね、というようなタイミングとしても使われます。
※サンキューウィクショナリー
ところで、すでにタイトルで書いたので皆さん薄々感づいているかもしれませんが、私は「あんまりそうじゃないかもなあ」と思っております。
その理由をふんわり説明します。
第一に、正月というタイミング、あまりに特別すぎるのです。
あくまで一般論としてですが、正月というタイミングは皆それなりに長いお休みに入っている事が多いです。(個人差あります)
そして、年末年始にかけてはテレビ・インターネットなどから流れてくる情報もなんかおおよそ年末年始感を出してきます。何か特別なことが起きたかのような騒ぎです。
また、居場所も通常と違うことが多いのではないでしょうか。長い休みを利用しての帰省先であったり、旅先であったり、もしかしたら海外の方もいらっしゃるかもしれません。(個人差あります)
さてそんな通常と比べると違う長い休みの中、今後一年どのようにやっていこうか、と考えることは、特別感のなかで今後のプランニングをすることとなるわけです。このときに作られる計画はその後の360日にしっかり反映させられるでしょうか?
これも完全に個人差だと思いますが、例えば私は会社の外で会社のことを考えることがあんまり得意でないのです。(目の前にないためあんまり興味がないため)
会社のオフィスの中で自分の席に座りながら今日一日・今週一週間をどう過ごそうか、と考えることはできるようになりました。ただ、違う場所・違うシチュエーションで考えるとなると、あんまり思考が進まなかったり、現実的でなかったりすることが多いように思います。
こういった事象からすれば、少なくとも僕のような近視眼的な人間は、今自分が置かれている状況と近しい状況のシミュレーションをすることが正解であり、とりわけ正月というスペシャルなタイミングで今後の特別でない360日ぐらいのことを考えるのはあまりいい手段ではないかもしれない、と考えます。
具体的には、時間があって余裕が比較的あるタイミングなので、計画が自分の想定よりも上方にいきがちになることが多いのではないでしょうか。(達成できないことが多い、ということはまあそういうこと)
そして第二に、そもそも1年間の目標というのは若干長い、と思っています。環境や状況は1年農地に大きく変わります。以下は読売新聞による『2019年日本の10大ニュース』です。
さて、2019年頭にこれらのことが起きることを皆さん想定できていましたでしょうか。
※天皇陛下の代替わりと消費税増税は僕もわかってました
いや、決して長期スパンの目標を立てるのは無意味、ということを言っているわけではないのですが、自分を見ても周囲を見ても、年間の計画を達成できている人って存外少ない気がしていて、それはもしかしたら立て方の方にこそ問題があるのではないかな、と思った次第なのです。
本稿は特段の統計的バックボーンに基づく記事ではありませんので、正しいかどうか保証はしかねるのですが、私の場合往々にして年初や期初に立てた予定ってのはうまく行くことは多くなく、もっと短いスパンで立てた目標のほうがうまく達成できることが多いのです。
まとめると、
・正月は特別感がありすぎて計画が上にブレがち
・一年間の目標は長くて状況が変動し、テンションが続かないこととなりがち
ということの発生が多いように思います。
計画を立てたけれどもうまくいかない、この状況は結構ストレスフルです。できれば避けたい、しかし何も計画を立てずに場当たり的に生きるのもどうかと思う、人生というのは難しいものです。
さてそれではどうしたらよいでしょうか。
本日の私の結論です。
正月はゆっくり休んで、松がとれて日常に帰ったら色々考えよう
要するに、年末年始くらいはゆったりあんまりなにも考えずに過ごしてもバチは当たんないんじゃないかなってことです。
大したことじゃないやんけ!という話ですが、今これを書いているさなかでも私は脳を可能な限り稼働させずに書いているのでこういうことになります。ゆっくり休んでいるのです。
私は正月なので実家に帰って親と会ったり友達と会ったり、餅を食ったり餅じゃないものを食ったりしています。それなりに幸せです。
というわけで(どういうわけかはわかりませんが)、皆様の2020年がいい感じになることを祈念いたしまして、本稿の結びとさせていただきます。
皆様の残り364日の毎日が楽しい日々でありますように。