新型コロナ感染症 元重症患者、退院1カ月後の検査記録
先日、退院1カ月後の検診に行ってきたのでその結果と、ここ1カ月の様子を記録しておこうと思う。
まずは町内会。
新型コロナウイルスのPCR検査を三度も受けて、陰性であることを確認して退院したわけだが、町会では来年2月まで役員行事には参加しなくて良い
と言われ、お見舞いを戴いた。
僕自身の体調が完全回復していないのもあるが、やっぱり、コロナ感染者との接触はいやなんだろう。。
そして仕事。
退院後、会社の規定とおりに2週間の在宅ワークを経て、15日目に職場復帰を果たし、迷惑をかけた関係者にお詫びをした。
さすがに朝の通勤ラッシュを避け、フレックスでの出社だったが、疲れる度合いが以前とは全然違った。
ただ、携帯している血中酸素濃度計の数値は、危険領域(80)にいくことはなかった。
リハビリとして、毎日のウォーキングも続けている。
退院後は毎日のように低下していた血中酸素濃度も、徐々に改善されてはきた。
しかし、コース途中にある石段や、急な坂を登ると息が切れて数値が下がってしまう。
さて、退院1か月後の結果だ。
血液検査結果では、フェリチンが380に下がっていた。
それでも基準を下回る数字ではなかったが、その他は改善していた。
コロナの抗体は、7.33で昨月より向上(!!)
先生からは「6か月くらいは、コロナにかからないかも知れませんね」と言われた。
すかさず、今、話題の中和抗体は調べられるのか聞いたところ
「大学病院では、調べていますが、うちではやっていません」
とのことだった。
また、新型コロナのワクチン接種については、
「かからないからといって断らないでください。
断ってしまうと、順番が回ってきませんので受けてください。」
ということだった。
副作用のことも報道されているので、接種のときにまた判断するしかない。
肺活量も検査したが、がっかりすることに、2,920mlという結果に。
人間ドックのとき検査した数値の8割しかなかった。
%肺活量に至っては、正常時は105.5%であったのに対し、今回78%とひどい落ち込みであった。
ICUに入ったときから、80%の回復を目指した治療をおこなうと言われてはいたが、ショックだ。
「悪いながらに順調に回復しています。肺がまだ回復していないので、インフルエンザや風邪にかかるとまずいので気をつけてください。」
とは言われたが、万が一そうなった場合は診てもらえるのだろうか?
「咳や熱が出たらいつでもきてください。年末年始は、休みなので注意してください」だそうだ。
勝負の3週間で感染者は減っていない。
この正月に感染したら、医療機関はお休みなので最悪の事態になると、怖くなった。
より一層気を引き締めて、人込みや密室空間を避けなければならない。
後遺症で治療を受けていた足の湿疹は、跡は残っているものの、塗り薬の効果で改善してきた。
しかし、手指のしびれについては、薬指は両手とも直ったが、小指のしびれと感覚障害は直っていない。
ネットを検索すると色々な後遺症があるようだが、僕の場合は、息切れと小指のしびれで済んだのかもしれない。
でも、走ることが出来ない。
これは、先生によると、栄養をとってリハビリを続け、月単位で肺機能を改善していくしかないという。
血中酸素濃度の低下に気をつけながら気長に運動負荷をかけていくしかない。
一方、入院して良かったこともある。
入院時に8キロ痩せたのを機に、カロリー摂取に気を付けていて、今入院前よりマイナス6キロをキープ。
血圧も147平均だったのが130を切った。
そして体重が減ったことで腰痛が無くなり、接骨医に通わなくなり、ロキソニンなどの飲み薬も減った。
また、1週間のうちの3日間は休肝日として酒量も減らした。
嫁さんの支えがあっての成果だ。
次の、検査は2か月後。
そのころまた、生活の変化や検査結果の記録を残したいと思う。
80パーセントの肺機能がどこまで改善するか、楽しみにしてください。