新型コロナ感染者 家族側の心境 その4~重症患者の同居人の感染と経過~
Yoshida Kenの娘です。
今回は父と同居している母と弟について書きます。
父の記録にも記載はありましたが、
結果的に母は感染、弟は感染しませんでした。
時系列をまとめました。
10/10 父発症
10/12 弟が自費でPCR検査 → 陰性
10/12 父PCR検査 → 陽性
10/15 濃厚接触者となり母・弟がPCR検査 → 両方陰性
10/19 母発熱
10/20 母2度目のPCR検査 → 抗原検査陽性
10/22 母の濃厚接触者となり弟3度目のPCR検査 → 陰性
弟が感染しなかったのは以下の要因と推測しています。
①同居しているとはいえ、父とは生活時間帯も異なり、家が二世帯構造で水回りの共有なし、食事も別だった。
②30代と若く免疫力が高かった(感染したかもしれないがコロナに勝った)
※素人の考えです。
母については、父と飲食を共にしているにも関わらず
初回の検査は陰性。
父と母は食事の時はL時型に座り、
部屋でも横並びでいることが多かったから?
なんて話してましたが、
PCR検査はウイルスが少ないと反応しないとのことで、
恐らく最初の頃は母の免疫で押さえつけられていたウイルスが、
父の看病や心労でご飯食べられない、眠れない状態で免疫力が下がり、ウイルスが活性化したのでは?
というのが先生の見解でした。
そのためか、症状も軽症で済みました。
今はコロナの抗体もあるようです。
ちなみに母は陽性結果後、
一時、療養施設で隔離されていました。
父がICUに入った次の日のことです。
これが、旧病院の施設で、他に人の気配がなく、
父も山場だと言われ、母は精神的に参ってしまったようです。
眠れず発熱が続き、余計に体調が悪くなったので、
自宅療養に切り替えました。
この時私は・・・
父はICUで危険な状態、
母は療養施設で隔離、
もし今父が急変して万が一な事になったら…
という縁起でもないことを想像し、震えていました。
火葬には立ち会えるのか?葬儀はできるのか?
母は隔離中なので、最期のお別れができなかったと、療養施設で何もできないと、精神的に狂ってしまうのではないか?!
トラウマになって一生消えない傷になるのではないか?!
それだけは避けたいという思いでした。
でも世の中にはコロナで亡くなっている方もたくさんいて、
その方たちの周りで想像のようなことが実際に起きているんですよね。。
感染症の厄介さを身をもって実感しました。
そんな中で最前線で対応してくださっている先生や看護師さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今感染者が急激に増えているので、
感染しないよう三密を避けて、マスク・消毒を徹底したいと思います。