デイリー目標達成PDCAノートを使って毎日の行動を変える
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デイリー目標達成PDCAノートの書き方
目標・計画・行動・予定まで落とし込むことができたら、「デイリー目標達成PDCAノート」を使って目標に向けて日々行動し、週に1回の「ウィークリーレビュー」で振り返って軌道修正していく。
先ず、毎日書く「デイリー目標達成PDCAノート」について紹介する。
先ず、ノートを横置きにする
一番上から3センチの箇所に水平線を1本引き、その下のスペースを四等分するように3本の垂直線を引きます。
左から「P」「D」「C」「A」とタグを振っておく
一番上には、「今日のゴール」として、目標達成のために今日するべきことや、今日のテーマを書き入れる。4分割された枠には、左から「P」「D」「C」「A」とタグを振っておきます。
さらに「P」「D」の枠に破線を引いて縦に2分割する。
破線の左側が「目標達成の成果につながる予定・行動」を、右側が、それ以外の予定・行動、たとえば友人との飲み会の予定などを書き込む枠です。
「P:計画フレームでは、時間ごとに今日の予定を書き入れていく
「P」:計画フレームでは、時間ごとに今日の予定を書き入れていきます。
2時間ごとでも90分ごとでもよいので、あなたが普段過ごしている時間単位で記入しよう。
ここでのポイントは、成果につながる予定である、「自分アポ」から書き込むことです。
自分がやりたいことを最優先にしなければ、夢や目標は達成できないのです。
「D」:実行・実績フレームでは、計画に対して実行したことや、起こった事実を書き入れていく
「D」:実行・実績フレームでは、計画に対して実行したことや、起こった事実を書き入れます。
ここでは、「仮説・計画と現実のギャップ」を把握することを目的とします。
より正確に記録するため、気づいたことをそのつど書き込むと良いのです。
「C」:評価・気づきフレームでは、「D」に対して、うまくいった原因やうまくいかなかった原因、次に向けた気づきを書く
「C」:評価・気づきフレームでは、「D」に対して、うまくいった原因やうまくいかなかった原因、次に向けた気づきを書きます。
ここでも、気づいたことをそのつど書き込むのがポイントです。
但し、すべての「D」に対して気づきがなくてもよい。「今日のゴール」につながるものにかかわる気づきがあればよしとしよう。
「A」:問題を解決するための行動を具体的に書く
最後に「A」、改善策・次の行動のフレームでは、「C」で気づいた問題を解決するための行動を具体的に書き出してみましょう。
ここでのポイントは、「やることを増やさない」こと、そしてアイデアに行き詰まったら、誰かに聞いてみることだ。「やることを増やさない」ためには、タスクを「やめる」「変える」「続ける」「始める」の4つの方向性で検討してみるとよい。
週に1回のウィークリーレビュー
毎日の「デイリー目標達成PDCAノート」への記入に加えて、週に1回「ウィークリーレビュー」の時間を設けます。
ここでは、その週の活動を振り返るとともに、立てた計画と実際の行動とのギャップを確認して改善策を練り、次週の計画を予定に変換する作業を行いましょう。
活動を振り返る際に有効なのが「KPT」
その週の活動を振り返る際に有効なのが、コンサルタントの天野勝さんが提唱するフレームワーク「KPT」だという。
PDCAノートの記録を振り返り、「Keep(良かったこと、今後も続けること)」、「Problem(困ったこと、問題点)」に振り分けたうえで、それぞれの中から「Try(今後の活動で試したいこと)」を見出す。
「Try」では、先述のように、タスクについて「やめる」「変える」「続ける」「始める」方向を検討することに加え、環境を変えるという視点も持っておこう。
ここでいう環境とは、「時間」「人」「場所」「道具」の4つだ。
その4つの要素について、同様に「やめる」「変える」「続ける」「始める」に振り分けて改善を検討ましょう。
【参考】岡村卓朗(2018).「最短で目標を達成する!PDCAノート」.フォレスト出版