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4つの傾向を知ろう

【「人を動かす力」という本を出版致しました! よろしければどうぞ!】

アップホルダー・クエスチョナー・オブライジャー・レブル

 外部からの期待や内なる期待に対し、どのような態度をとるか。これにより、人は、次の4つの傾向のいずれかに分類することが出来ます。

・アップホルダー(約束を守る人):外からの期待と内なる期待の両方に進んで応えようとする人。作者はこれだと思います。

・クエスチョナー(疑問を持つ人):あらゆる期待に疑問を抱き、自分が正当だと思う期待にだけ応えようとする人。実質、内なる期待にしか応えようとしない。

・オブライジャー(義務を果たす人):外からの期待には進んで応えようとするが、内なる期待にはなかなか応えられない人。

・レブル(抵抗する人):あらゆる期待に反発し、外からの期待、内なる期待のどちらに対する態度も変わらない人。

人の傾向は基本的には変わらない

 人生を一変させるような壮絶な体験が起こらない限り、人の傾向は基本的には変わらないです。
 壮絶な体験というのは、瀕死の状態をさまよう、深刻な病を患うといったことを指す。

 また、時代の変化や置かれている環境によって、自分の傾向がプラスに働くこともあれば、マイナスになることもあります。

自己と他者への理解を深めるフレームワーク

 傾向が同じでも、個々の性格は千差万別であります。
 4つの傾向というフレームワークは、人を形づくるさまざまな側面の内、傾向という側面にだけフォーカスします。
 この4つの傾向は、人が特定の行動をとる、またはとらない理由にスポットライトを当てたフレームワークと捉えると良いです。

自分の傾向の強みと弱みを知れば、それを活かして人生を構築しやすくなる

 自分の傾向の強みと弱みを知れば、それを活かして人生を構築しやすくなります。
 それは成功の可能性を高めるはずです。
 同様に、他者の傾向を把握すれば、相手に寛大になれるでしょう。
 さらには、相手を上手く説得したりやる気を引き出したりすることが可能になる。

 このように、4つの傾向というフレームワークは自己理解・他者理解の両方に役立つのです。

【参考】グレッチェン・ルービン・花塚恵(訳)(2019).『苦手な人を思い通りに動かす』.日経BP

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