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離れて、着替えて、切り替える

【「休む力」という本を出版致しました! よろしければどうぞ!】

がむしゃらで一生懸命な頑張りは評価されない

 今の時代、がむしゃらで一生懸命な頑張りは評価されない。
 代わりに求められるのは、高いパフォーマンスを瞬間的に発揮して成果を出すことです。
 その為には脳を徹底的に休める時間をつくり、エネルギーを溜めこんでおくことが欠かせない。

仕事や勉強が終わったら「現場を離れる」

 効果的に脳を休めるための方法として、著者はまず「現場を離れる」ことを勧めます。
 仕事や勉強が終わったら、その場所を物理的に離れることで、脳の思考を切り替えることができるからです。

「脳内コスプレ法」

 「着替えをする」ことも有効だと思います。
 私は「仕事前や後にシャワーを浴びる」ことも有効だと思います。

 仕事終わりに制服や作業着から着替えたり、スーツのジャケットを脱いでネクタイを外したりすることで、脳に切り替えのシグナルが送られる。
 著者はこれを「脳内コスプレ法」と呼んでいます。

「一人時間」を作る

 家族や友人との一時は楽しい反面、脳を疲れさせます。
 周囲や会話に気を配る必要があるからだ。脳を休ませるためには一人になり、自分の気持ちを整理する時間を意識的に確保したい。

気ままな一人旅も脳を休ませるために効果的

 気ままな一人旅も脳を休ませるために効果的です。
 誰からも邪魔されずマイペースに旅をすると、脳内でセロトニンが分泌されてリラックスします。
 脳を休ませるには「一人時間」が欠かせません。

他人に流されない軸を持つ

 大きな成功を収めたビジネスパーソンや歴史に名を残す偉人は、「自分はこうあるべきだ」という信念を持ち、それに従って行動しています。
 やはりそういう軸がないと生きる方向が分からないんですよね。

そこから自分の強みや自分らしさ、「在りたい姿」を引き出そう

 「自分はいつも他人に流されながら生きている……」と感じている人は、些細なことで良いから、過去の成功体験を思い出してほしいです。
 そこから自分の強みや自分らしさ、「在りたい姿」を引き出そう。
 それを基に自分の価値観を設定し、それに従って生きるのです。

まとめ 自分の軸を持って生きることは、脳を休ませることに関係している

 自分の軸を持って生きることは、脳を休ませることに関係していると著者は考えます。
 自分を見つめ直し、考え方を整理している時間そのものが、脳を休ませている時間だからです。

【参考】茂木健一郎(2024).『脳をしっかり休ませる方法』.三笠書房