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場の空気を左右する「可燃人」

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空気を複雑にする要素は、人の「意識レベル」の違いにもある

 空気を複雑にする要素は、人の「意識レベル」の違いにもあります。

 組織は「20%のできる人」「60%の普通の人」「20%の物足りない人」で構成されやすい。これを「組織論2・6・2の法則」と呼ぶ。この2・6・2を「意識レベル」に対応させて分類すると以下のようになる。

・自然人(じねんじん) 自分で勝手に燃えている人
・可燃人(かねんじん) 火をつけられると燃えることができる人
・不燃人(ふねんじん) なかなか燃えない人

 空気を変えていくためにポイントになるのは、「可燃人」です。
 「自然人」と「不燃人」はあまり周囲に感化されないが、「可燃人」は、周りの影響を受けます。
 近くに「自然人」がいると、「可燃人」は何となく燃えていきます。
 そのため、チーム多数派の「可燃人」の意識を高めるかどうかで「場の空気」が決まってくるのです。

間違った対策は「空気」の悪化を加速させる

 組織を変えようとしたときに「間違った対策」をとってしまうことがあります。
 「間違った対策」に共通しているのは、「空気」ではなく「人」にフォーカスしていることだ。「空気」を変えずに「人」を変えようとするため、時間と労力をかけてもなかなかチーム改革が進まないのです。

間違った対策の1つに「にわかコーチング」

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