見出し画像

「同僚とのコミュニケーションで気を付ける点」とは

【『話す力』という本を出版致しました! よろしければどうぞ!】

「貴方に聞いてほしい」と相談する

 年齢を重ねると、ライフステージが変化し、役割が増えていきます。
 それに伴い、周りにいる人や付き合う人も変化する。

「○○さんに聞いてほしい話があるから、時間もらえない?」

 同僚に相談事を持ちかける場合は、ただ「今度話聞いてくれない?」ではなく、「○○さんに聞いてほしい話があるから、時間もらえない?」と伝えてみましょう。
 「貴方に聞いてほしい」というニュアンスを込めることで、相手は強い味方になってくれるでしょう。

上から目線にならない褒め方をする

 人から褒められているにも関わらず、心地よく感じないことがある。例えば、「センスいいね」「プレゼンうまいね」などの言葉は、表情や話し方次第では上から目線に聞こえてしまいます。
 相手がその道に長けた人物であれば嬉しいが、スキル・役職が同程度の人にジャッジされていると感じると、気持ち良くはありません。

「私はこう思った/感じた」という「私の意見」として伝える

 このような場合は、「私、○○さんのセンス好きだな」と言うなど、「私はこう思った/感じた」という「私の意見」として伝えると、相手にジャッジしている感じを与えずに済むでしょう。

敢えて「いらっしゃいませ」と言わない

 著者はCA時代、飛行機の入り口でお客様に挨拶をする際に、「いらっしゃいませ」という言葉をあえて使わないことがよくあった。その代わりに使っていたのは、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などといった表現です。
 なぜなら、「いらっしゃいませ」という言葉に対してお客様は言葉を返しにくいからである。しかし、「おはようございます」という挨拶に対しては、お客様も「おはようございます。今日は暑いね」などと返すことができ、会話が続けやすくなる。一瞬でも会話のキャッチボールができると、自然に笑顔があふれるものだ。

 レストランでの入店時に、「いらっしゃいませ、お名前を伺えますか?」と聞く場合があります。
 しかし「こんにちは」と声をかければ、お客様は「こんにちは、予約している○○です」と返しやすくなり、それに対して「○○様ですね、お待ちしておりました」と歓迎の気持ちを伝えることが出来るでしょう。

スタッフ間の会話に気を配る

 著者が病院のある科の前で待っていたときのこと、そこへ緊急の患者が運ばれて来た。2人の病院スタッフは「飛び入り?」「飛び入りです」という会話をしていた。

「飛び入り」は第三者が聞いて気分の良い言葉ではない

ここから先は

259字 / 1画像

議論メシ編集部noteメンバーシップ

¥380 / 月
このメンバーシップの詳細