死にゆくその時 光る物があれば いいのだろう
【『幸せな死と孤独』という本を出版しました!】
【著者】吉田彩・議論メシ編集部
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やはり死は考えにくい
死は考えにくい。これは、死の特徴だ。本文中でも述べた。
そこで死は、やり残した夏休みの宿題、みたいになっている。死が、自分のなかではっきりかたちになっていない。死に対して、態度をとれない。
あやふやな生き方しかできない。そんなおとなが多くいる。
死はかならず、生きている途中にやって来る。でもそれが、終わりである。途中なのに終わり。
いつ終わってもいいように生きる。これしかない
よってますます、死は考えにくい。これに立ち向かうには、いつ終わってもいいように生きる。これしかない。
いまはひとがあまり死ななくなった。よいことだ。そのかわり、いつ死んでもいいように生きるひとはめずらしくなった。
【参考】橋爪 大三郎(2020). 死の講義――死んだらどうなるか、自分で決めなさい ( Kindle 版.p.257-259). ダイヤモンド社.
『幸せとは元気に食べて寝て仕事してたまに旅行に行くこと』
『幸せとは元気に食べて寝て仕事してたまに旅行に行くこと』。それが私の母の答えだった。
「死」は、前向きな気持ちになりにくいテーマだ。でもこの本は、前向きな気持ちで書いた。
読者も、前向きな気持ちで読んでもらえると嬉しい。
誰でも、いずれ、死ぬ。それまでの人生を誰もが、充実して豊かに生きていけるようにと、願っている。
死にゆくその時 光る物があれば いいのだろう
最近よく聞いているのですが、いよわ様の『さよならジャックポット』という曲があります。
いよわ様は実はこの曲を編み出した時点でボカロP引退をよぎっていたそうなので正に人生を賭けた曲です。
その後、数々のヒット曲を編みだして超有名ボカロPになりました。
私はいよわ様と違って、日々くだらない成果物を編みだしているのですが、この言葉は常に念頭に置いております。
生きている内に1文字でも多く遺そう
ですから、生きている内に1文字でも多く遺そうと。
もしかしたら誰かの何かにはなっているかもしれないという密かな希望を抱いて。
誰でも死ぬ。それまでの人生を誰もが、豊かに生きていけるようにと、願っている。