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落ち込みやすい人はこう考えよう

ちょっとしたミスを指摘し、やり直す
ように伝えただけなのに想像以上に落
ち込む。


このように落ち込みやすい部下を改善
していくにはどう対応したらいいのか
悩む人は少なくないでしょう。


そもそも仕事がうまくいかないとき、
自分に要因があると内的な部分に目を
向ける人と、自分以外の他人、あるい
は環境という外的な要因のせいにする
人がいます。


落ち込みやすい人は、自分に原因があ
ると考えます。


責任感という観点で考えると、いいこ
とだと思います。


この内的な部分に目を向ける人は、心
理学者のワグナーによると、元々の能
力のせいにする人と努力不足という変
動的な要因のせいにする人と2種類い
ます。


後者のいわゆる努力やスキルが足りな
いという変動的な要因に目を向ける人
は、ミスして落ち込んでも「もっと努
力しよう。スキルを上げていこう」と
前向きに改善していこいうと考えます。


スキルや努力は変動していくものだか
らです。


問題は前者の自分自身の能力や適性と
いった変えることのできない固定的な
要因にしてしまう人です。


落ち込みやすい人はここに目を向け、
「自分はダメだ」「自分は向いていな
いんだ」と、改善策の無い状態でひた
すら自分を責め続けます。


よって、部下に指摘する際は「もっ
とスキルを磨けば何とかなるんじゃ
ないかな」「あとひと踏ん張りだね」
と、努力やスキルという変動的な要
因を挙げながら、改善の余地がある
と可能性を感じさせる言葉がけをし
ていきます。


これは自分自身へ言葉がけする時も
使えます。


上手くいかなかったとき、「やっぱ
向いていないからかな」ではなく、
「まだまだ努力が足りないか」「○
○のスキルをつければいいのか」と、
改善できる変動的な要因に目を向け
ていきましょう。


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