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「artrade」というサイト

キャプチャ

アート界隈にあまり詳しくない方に簡単に説明しておきます。

作家さんが制作した作品はまず、プライマリー(初めて出される作品。新品)として売りに出されます。

それで、プライマリーで買われた作品が、次にまた売りに出される場合、セカンダリー(一度市場に出た作品。中古品)となります。

セカンダリーの販売には「古物商許可(美術品商許可と同じ)」というのが必要です。新品を購入して、販売するのは古物にはなりません。
中古品を購入して販売する場合は、古物ということで許可が必要となります。

なので、プライマリーで購入した作品を売りに出すのは違法ではありません。
このサイトの運営者がご自身で購入した作品を売るのは違法ではないでしょう。

https://artrade.theshop.jp/

ただ、この「artrade」というサイトの「ABOUT」には、「ギャラリーが所有する在庫、コレクターが売却したい過去に購入した作品等を~」とあります。
「このギャラリーとは自分のギャラリーで、このコレクターも自分のことです」とも取れないですし、他のギャラリーであればセカンダリーが含まれてる場合もあるし、他のコレクターさんであれば明らかにセカンダリーです。

こういった場合、「古物商許可(美術品商許可)」を取って、サイトにも許可の番号を記載しなくてはいけません。
しかも、「特定商取引法に基づく表記」を見ると、キチンとした会社としてこのサイトを運営しています。


これでは「欲する次のオーナーに気持ちよく売買していただく」ことにもなりませんね。

単に自分のコレクションを売りたいから作ったサイトです。
と分かるようにしてあれば、まだ理解も出来るんですが。
(理解が出来ることと許せることは違います)
これをアート関係者がやってることにまず驚きましたね。

追記を見ると、一人の作家さんからケチをつけられたから、他のケチをつけられそうな作品も含めて削除しときました。という感じを受けます。
メルカリでもまだ売ってるようですし。

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