Vol.009 浜松トワイライトゾーンby吉田柴犬 じゃじゃの私設図書館編
Hamamatsu Twilight Zone Vol.009
「浜松トワイライトゾーン」第9号タイムマシーン
タモリ倶楽部が大好きな皆様、そして、宝島VOWが大好きな皆様、こんにちは。吉田柴犬です。
静岡県浜松市にある「じゃじゃの私設図書館」が地味にお送りするメールマガジン風連載、浜松トワイライトゾーンの第9号でございます。
この連載は、吉田柴犬が自分で収集した街のへんなものをご紹介するという企画です。
80年代、赤瀬川原平氏が提唱した「路上観察」あるいは「トマソン物件」、そして、尊敬するタモリ師のタモリ倶楽部のコーナー「東京トワイライトゾーン」、そしてサブカルの王様、宝島社の「VOW」をこよなく愛する柴犬がそのコレクションを毎週ご紹介します。
もちろん投稿も大募集。ただし浜松市内に限る。自分で撮影した画像に限る。(=^・^=)
またまた前置きが長くなりましたが、第9号ももちろん自信作でございます。でも、2号続けて、番外編というか、現在はもうない物件の紹介なので、タイムマシーンと名付けました。(=^・^=)
「命がけの地下道」
どうです。これはかつてある地下道に実際に貼ってあった静岡県の貼り紙です。(=^・^=) 場所は伝馬町の交差点の地下道。ザザシティ浜松西館の地下道というとわかるかもしれません。その地下道の大工町よりの踊り場に貼ってあったものです。
「どしゃ降りの時、ここの地下道は、この位置からすでに上からクルマの跳ねる大量の水が飛んできて掛かります。
①少しのぞいて見て、音を聞いて、クルマの走っていない時に昇る!
②又は傘を差して水が飛んでくることを覚悟で昇ってください。
静岡県」
漢字の微妙な間違いや表現の拙さもさることながら、内容についてのツッコミどころ満載感については、あまりに凄すぎるので書くのもやめときます。でも、雨の日にここを通りかかったヒトが、大変なことになっちゃったな、と困っている様子が浮かんで、同情しました。(=^・^=)
初めてこの貼り紙を読んだ時、本気で静岡県に苦情を伝えようと思いました。でも作ったお役人はきっとマジメなヒトなんですよね、きっと。その方は、地下道がなんのためにあるのかも分からずに、通行するヒトが困らないように、本気で貼り紙を作ったんだと思います。
もう20年以上前の貼り紙で、かなり前からなくなってはいますが、ここを通るたびに柴犬はこの貼り紙を思い出して、おかしいような、悲しいような、複雑な気持ちになります。
浜松トワイライトゾーンMap
2021.7.18 吉田柴犬
じゃじゃの私設図書館
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