見出し画像

コラム「こどもの頃のこと覚えていますか?  〜昭和の懐かしエッセイご紹介〜」


【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】
本の紹介コラム。昭和39年、1964年生まれの柴犬が子どもの頃を描いた懐かしいエッセイをいくつかをご紹介。


コラム(BGMはEaglesの「Hotel California」をどうぞ)
 「こどもの頃のこと覚えていますか?」by 吉田柴犬

 昔からなつかしいものネタというのがとても好きな柴犬です。そう、ちょっと昔の泉麻人がネタにしそうな感じのテレビ番組とか、流行った遊びとかお菓子とか、給食の話、、、。酒の席で同じぐらいか少し上の世代の人とは必ず盛り上がってしまうのは何でだろ?本棚を探すと、これ関連の本が出てくる、出てくる、、。そのうちの柴犬推薦図書を紹介します。(^^;)
  
 まず、最近買った2冊、「なつかしの給食 献立表」と「昭和B級文化の記録 まぼろし小学校」。この2冊は今年買ったのですが、涙ものです。給食の本は目次の一部を紹介するだけでも、そのすごさが分かるはず。だって3大人気メニュー揃い踏み(鯨の立田揚げ・カレーシチュー・揚げパン)ですよ、奥さん!ね?これで泣いているのは、柴犬より上の世代、昭和30年代の人です。(^^;) 休んだ人がいると、パンをハンカチにくるんで近くの子供が届けました、なんてエピソードを聞くと、たまりませんね。

 もう一つの「まぼろし小学校」の著者、串間努氏は柴犬より1歳上の昭和38年生まれらしいですが、この方はハンパじゃありません。だって、アーム筆入れ、メロディオン(浜松生まれ!)、ミルメーク、レモン石鹸、ポキールなどのメーカー取材までしてます、この人は。

 この2冊の本は単なるなつかしモノの紹介本ではなく、昭和世代の貴重な資料としての価値もあると思います。

 あと、柴犬のお気に入りの本を紹介すると、宝島の出している「19●0年大百科」。これは60年、70年。80年と持っているけど、やっぱり70年代のものが一番懐かしいかな。お菓子ものでは2冊、綱島理友がポパイで連載していた「お菓子帖」と泉麻人がオカシ屋ケン太の名前で書いた「おやつストーリー」。ここらへんがあれば、退屈なお休みも幸せに過ごせることを保証します。柴犬はこういう本をトイレで読むのが好きなのです。(^^)

 今、思い出したのですが、子供の頃、大きな石のすべり台があった住吉公園(といったと思う)に、週末には紙芝居のおじいさんが来るので、子供柴犬は自転車で一生懸命通っていました。知ってるという方人メール下さい。

○データ編
  「なつかしの給食 献立表」
   アスペクト編集部編 1996年 1300円 アスペクト刊
  「昭和B級文化の記録 まぼろし小学校」
   串間努著 1260円 1998年 小学館刊
  「1960年大百科」「1970年大百科」「1980年大百科」
   宝塚編集部編 1990年 1000円 JICC出版局刊
  「お菓子帖」
   綱島理友著 1991年 1200円 マガジンハウス刊
  「おやつストーリー」
   オカシ屋ケン太(泉麻人)著 1991年 1600円 講談社刊

WEEKLY E-MAIL MAGAZINE "HAMAMATSU SHOPPING &DINING GUIDE" HAMASUDORI
 週刊メールマガジン 浜松ショッピング&ダイニングガイド「浜州鳥」
発行日: 98.9.27発行 第17号

いいなと思ったら応援しよう!