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コラム 「自分で作ってみると、案外美味しい食べ物」 〜お好み焼き〜

【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】
いわゆる「粉もの」が子どもの頃から苦手だった柴犬が、お好み焼きを作ってみたお話。その後、関西に転勤して、たこ焼き、お好み焼き、そして明石焼きの美味しさに目覚めることをまだ知らない。(=^・^=) 

「自分で作ってみると、案外美味しい食べ物」
by 吉田柴犬(当誌編集長)

 柴犬も近所の駄菓子やでお好み焼きを食べた思い出がある。小学校高学年にはなってたと思うけど、お好み焼きは100円ぐらいだったと思う。店の奥の鉄板でおばちゃんが焼くんだけど、具のほとんど入っていない薄目のお好み焼きは青のりとソースの焦げる香ばしい香りを今でも覚えている。 

 それがオトナになるまでお好み焼き、焼きそば系と無縁の生活を送ってしまった経緯は自分ながら、分析不能なんだよね。ただ、関西風と称する具だくさ
 ん、マヨネーズたくさんのお好み焼きのくどさ、しょっぱさに辟易とした経験は何度かあるんだろう、と思う。

  東京で働いている時、下北沢の有名なお店「かどまえ」で食べる広島風お好み焼きは感動して、結構通った。今ではあまり珍しくないもちと焼きそばを入れるクレープ風の薄い生地、甘めのソースは初めて食べる味だった。 

 浜松に帰ってきて、ほとんどお好み焼き屋さんに入ることがない柴犬だけど、上島(かな?)にある「飛騨」の山芋がたくさんはいったふわふわのお好み焼きは美味しいと思った。大阪に出張した時も、M田氏に連れていってもらっ
 たお好み焼き屋のねぎ焼きには感動したりした。
  これなら食べられそうだ、と思った柴犬は1カ月ぐらい前に自分で作ってみる、という暴挙に出た。具は豚肉、ネギ(死ぬほどたくさん)、キャベツ、天かす、たくわん、とろけるチーズ。安全策をとって、お好み焼きの素を買う。豚肉を焼いて、その上から軽く混ぜ合わせたたねをジャーと流し入れる。しばらく観察して、裏返す。その間におたふくソース、どろソース、マスタード、マヨネーズを適当に混ぜてソースを作る。お皿に載っけて、ソースを塗って、青のりをかけていただきまーす。うーん、ソースが辛かったけど、美味しい。
 
 次はネギを多く入れて、しょうゆ味で焼く。うーん、これも美味しい。なんだ、柴犬もお好み焼きが大好きじゃないか、知らなかったぜ。【柴】

BI-WEEKLY E-MAIL MAGAZINE "HAMAMATSU SHOPPING &DINING GUIDE
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隔週刊メールマガジン 浜松ショッピング&ダイニングガイド「浜州鳥」
発行日: 2001.07.22 発行 第112号

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