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#20【ExcelからAccess移行】すべてのフィールドを簡単に一発表示(全列表示)

Excelユーザー必見!Accessクエリで業務効率を飛躍的に向上させる方法を、図解入りでわかりやすく解説中。
必ずチェックして、業務を効率化しよう!

#4では必要な列だけを選択し、表示する方法を解説しました。


テーブルすべての列を表示しようとして、デザインビューでテーブルのリストを1つ1つフィールドへドラッグするのは気が遠くなりますよね。
簡単に全列を表示する方法を2つ紹介します。




1.フィールドリストをダブルクリックして全件表示

全件表示とは、テーブルと同じ列内容をクエリで表示することです。
必要な列だけを可視化するのがクエリの利点でありますが、稀に全件を表示しなければならないシチュエーションもあります。

この例では列・行ともに「Accessクエリサンプル」テーブルと同じものが表示されます


今回もExcelからインポートしたデータを利用します。
インポート方法は#1をご覧ください。


まずはデザインビューを表示します。

「作成」タブの「クエリデザイン」をクリックします


左上の「表示」をクリック


「追加」クリックし、「閉じる」でウィンドウをクローズ
デザインビューに切り替わりました

赤く囲った部分を「フィールドリスト」と呼びます(覚えなくていいですよ)


フィールドリストの赤く囲った部分(タイトルバー)をダブルクリックします

リストが赤く反転します

リストのどこかにマウスポインタを合わせてフィールドへドラッグします


全項目が表示されました

全リストが一括でドロップされました。


左上の「表示」または「実行」をクリック


全件が表示できるようになります


2.*(アスタリスク)を使って全件表示

つぎに*(アスタリスク)を使った全件表示をやってみましょう。
こちらの方が簡単ですよ。

まずは上の抽出結果をデザインビューに戻ってリセットしてみましょう。

左上の「表示」をクリック


デザインビューに戻りました


フィールドの上部、緑の部分をクリック


黒く反転します


全フィールドドラッグしてDeleteキー実行


すべて空欄にリセットされました。

リセットされたので*(アスタリスク)を使った全列表示を解説します。

一番上の*(アスタリスク)だけを選択して

ドラッグします

フィールドにドラッグすると「Accessクエリサンプル.*」という名前に自動変換されます。

左上の「表示」または「実行!」をクリック

全データが表示されました

ポイントは、テーブル最上部にある「*(アスタリスク)」を1つ選ぶだけで全件が選べるということになります。


3.降順・昇順を用いた全件表示

例題1:「氏名(ひらがな)」を降順にしてテーブル全件を表示してください。全件表示には*(アスタリスク)を用います。

完成イメージ

全列表示、かつ「氏名(ひらがな)」が降順に整列

では実践してみましょう
さきほど表示したクエリをデザインビューに戻します。

左上の「表示」ボタンをクリック


デザインビュー画面に戻りました


「氏名(ひらがな)」をフィールドにドラッグ
並び替えを「降順」
表示のチェックマークを「外す」

ここでのポイントは表示のチェックボックスのチェックを外すことです。
アスタリスクで全列表示しているので、「氏名(ひらがな)」が二重に列表示されてしまうことを避けるためです。

全列表示、かつ「氏名(ひらがな)」列が降順になりました。
もし、「氏名(ひらがな)」の表示チェックボックスがオンのままだとどうなるでしょうか?

もし、「氏名(ひらがな)」の表示がチェックされたままなら


最終列に「フィールド0」が追加されました

2列目にある「氏名(ひらがな)」が降順で並んでいる状態で、最後の列に同じ内容の「フィールド0」が追加されました(2重に氏名(ひらがな)が存在している状態です)。

表示チェックがオンになっているので、「氏名(ひらがな)」という列名が自動的に「フィールド0」に変換されました。
Accessでは同じ列名を許容しない仕組みになっているためです。

今回は全フィールドを表示する方法を解説しました。
次回もお楽しみに。



今回の説明を含む、現場で使えるAccess基本クエリ22選をまとめました。Excelでは難しいデータ抽出の基本になります。
ぜひともご活用ください。






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