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#33 難しいAccessリレーションをイメージで理解しよう

Excelユーザー必見!Accessクエリで業務効率を飛躍的に向上させる方法を、図解入りでわかりやすく解説中。
必ずチェックして、業務を効率化しよう!

前回は3つのExcelファイルを一つの表に統合したり、必要な情報を効率的に抽出する方法についてご紹介しました。

ちょっと複雑に感じたかもしれませんね。
今回は複数の表の結びつきを視覚的に理解する方法をご紹介します。
専門用語は気にせず、大事なのはイメージをつかむこと。
それだけで大丈夫ですよ。




1.データの連結(Accessのリレーション)

3つのテーブルを連結

前回の画面を再掲します↑

3つのExcelを「企業ID」キーでつなげましたね。
1つの列(キー)で同じ数字どうしがくっつくんですね。
そしてリレーションしたまま表示したい列を選択していきました。


2.一対多のリレーション

上のキーどうしの連結をイメージしながら、リアルの表の中身ではどういう動きをしているのかを下の図で見ていきましょう。

ここでは2つのテーブル「TC02_企業担当」(左)と「TC03_請求」(右)を連結するイメージです。
それぞれの表にある列名「企業ID」をご覧ください。

1対多のリレーション

左側のテーブルのキー(1~5)は、"重複のない"ユニークなデータとして構成されています。
企業IDは会社名を数字に置き換えたものです。
このキーを「主キー(しゅきー)」と呼びます。
まさに主としての統制を持つキーのイメージです。
このような重複のないテーブルは「一側テーブル」とも言います。

一方、右側のテーブルには複数のキーが存在しますね。
企業ID”1”が3つ、ID"2"が3つなどです。同一の会社名がいくつも表に存在している状態です。
これを「多側テーブル」と称します。

このような関係性を「1対多」と表現します。
なんとなくイメージが湧くでしょう。
「1対多」の関係があるということは、「多対多」の関係も考えられます。

#29では「1対1」を取り上げましたね(実務上は少ないケースですが)。


「多対多」の関係になると、左側のテーブルのキーにも重複があります。
その結合方法を考えると、頭がこんがらがってしまうかもしれませんね。
どうやら片方のテーブルを重複のないユニークな表にする方が、シンプルで使いやすいようです。
この問題の解決策については、今後詳しくご紹介していきます。


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