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最近華流がきているんじゃない?

最近、華流がきているような気がしている。

以前、中華風のメイクもnoteで書いたことがあったが、最近は周りの人たちから、中国のドラマやネット番組にハマっているという話題をよく耳にする。中国メデイア関係の仕事をしている私としては、「いよいよ、来たか〜」という感じで、こっそり期待感を抱いている。

弊社スタッフが実際ハマっている中国ドラマは、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」。彼女曰く、このドラマ、日本の人気ドラマ、半沢直樹を彷彿とさせるような策略、昼ドラのような女のバトル、女性が好きな要素がすべてつまっているんだそうだ。

またよく聞くのは「創造営2012」。ネットで配信されている男性オーディション番組だ。中国メディア関係の仕事している方だけでなく、最近は結構ネットで検索してみても、記事が出てくるし、実際ネットでみて、ハマっているという話も耳にする。

今回の番組は、国際化をテーマにしており、日本からの出場者が一番多い。大手プロダクション・エイベックスから新人グループ5名が出演していることも、日本で話題になっている理由かもしれない。私は、「 WARPs UP」のRIKIMARU、SANTA の素晴らしさにダンスに魅了されてしまった。日本の男子がこうして中国の番組に出て、これほどまでもカッコよくパフォーマンスしていると、あれ?なんで日本でブレイクしていないの?という思いも抱いてしまったけれど・・・

明日24日が最終回なので、是非ご興味のある方はみてほしい。

実はこれまで、私が知っているだけでも、「華流がくるんじゃない?」ということは何度もあった。ただ、その波は、色々な複雑な問題であって大きくなる前に消えてしまった。

例えば、今回も「創造営2021」の人気の一方で、中国で起きたエイベックの問題。エイベックスの幹部がインタビュー記事で発言した中に、「韓国・台湾・中国」と台湾と中国を並列にした言い方をしたことから、「一つの中国」の原則に反すると炎上した。さらにその後の対応もうまくはなかったようで、「中国から出ていけ」などの批判の声も上がっている。

中国と日本の間で何か問題が起きる度に、中国の印象が悪くなり、「中国のドラマは視聴率が取れない」、「今中国の内容を放送するとクレームがくる」など、メディアの枠が取れなくなったりもしてきた。

最近は、福島原発の汚染水の海洋放出についても、中国でも批判が高まっているし、中米の対立の中で、アメリカ寄りの日本の方針が中国で批判の的になってきている。今後こういったことが、日本の華流ブームにも大きく影響を及ぼしかねないだろう。

ただ、韓国との関係が悪くなっても、韓国ブームの火は消えてはいない。中国だって、いつかそうなる日がくるかもしれない。そんな期待を抱きつつ、ともかく明日は、最後の「創造営2021」を楽しむとしよう。







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