GWに行きたいオススメ中国スポット
昨日からすでに日本はゴールデンウィーク。緊急事態宣言が発令されているエリアでは、外出もままならないが、せめて気分だけでも旅に行った気になりたい!そんなあなたのために、中国でゴールデンウィークに行きたいオススメのスポットをご紹介したい。
先日中国人のスタッフが、「2021年 中国のGW観光スポットベスト10 ~コロナ禍のGW 中国人はどこに行く!?~」というブログを書いてくれた。今年の中国での人気スポットは、以下のところだ。
1、上海ディズニーランド(上海)
2、秦始皇帝陵及び兵馬俑坑(陝西省)
3、広州長隆野生動物世界(広東省)
4、珠海長隆海洋王国(広東省)
5、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(四川省)
6、潿洲島(広西チワン族自治区)
7、龍門石窟(河南省)
8、張家界国家森林公園(湖南省)
9、鼓浪嶼(福建省廈門市)
10、横店影視城(浙江省)
ちなみに上記のランキングの中で、私が行ったことがないのは、以下4箇所だった。
珠海長隆海洋王国(広東省)、潿洲島(広西チワン族自治区)、張家界国家森林公園(湖南省)、鼓浪嶼(福建省廈門市)
逆に訪れたことのある場所とはー
上海ディズニーは、娘と行った。東京ディズニーランドのように混んでいなかったし、やまりディズニーは楽しい!
秦始皇帝陵及び兵馬俑坑は、プライベートと仕事で合計3度ほど、訪れた。さすが世紀の発見で、歴史好きにはたまらないスポットだ。
広州長隆野生動物世界もロケで、2度ほど訪れている。とにかく広く、サファリーパークのようなところもあり、当時そんな環境でキリンを見て感動した覚えがある。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地もロケで訪れている。ここは中国ロケの定番のようなところで、パンダ好きにはたまらない。以前はパンダを抱っこして写真が撮れたのだが、近年は人間からの感染症などが問題になり、そういう触れ合いができなくなったのが、本当に残念。
龍門石窟は、留学していたのが河南省だったので、2−3回は訪れたと思う。こんなところに、いにしえの昔、こんな大きな石像を掘るのにはどんなに苦労があったことかと感嘆した。
横店影視城もロケで数回訪れている。日本で言うと太秦のような映画村で、ともかく大きい。建物の中はほぼ何もないが、外だけ見て写真を撮るなら、本当に映えるところだ。
今年のランキングはともかく、私だったら、どこを勧めるだろうと考えてみた。広い中国、なかなか難しいものがある。考えた末、すごくベタだけれど、私がお勧めしたいのは、「万里の長城」。北京という日本からたくさん直行便が飛んでいて行きやすく、しかも世界遺産。北京郊外に位置し、この時期新緑も美しく、その景色は壮大だ。
ただ、あまりにもベタで物足りない、観光スポットは人が多くていやだと言う方であれば、有名な万里の長城の「八達嶺」ではなく、「司馬台(しばだい)」の万里の長城をお勧めしたい。
万里の長城「司馬台(しばだい)」
司馬台長城は、北斉の時代(550-577年)に建てられ、明の洪武帝の時代(1368年-1398年)に再建と拡張がされたと言われている。万里の長城の中でも比較的手つかずの状態で城壁が残っている長城の一つとして有名だ。中国人は手つかずの万里の長城を「野長城」と呼んでいるが、「司馬台」はその「野長城」ともいえるだろう。2014年に修復が工事が行われ、再オープンしているものの、完全に整備された「八達嶺」に比べると、野趣に富んだ長城が楽しめる。司馬台長城は、起伏が激しく、荒々しさがある。そのため昔は、馬ごと落ちて亡くなる人も多く「死馬台」とも呼ばれていたと言う。
実は、私がここを訪れたのは、ここからパラグライダーをすると言う番組のロケだった。「死馬台」と言われるほどなので、パラグライダーを飛ぶ場所も、かなりの急斜面だった。準備のために息を切らしながら何度となく斜面を行き来した。見上げる先に目に飛び込んできた長城はいつも青空との境になっていて、美しかった。タレントさんの飛ぶ時には、うまく飛べるか、ケガをしないか、ハラハラして見守っていたが、運動神経のよかったタレントさんは、悠々と青い空に吸い込まれるように飛び、長い間空中の散歩を楽しんでいた。その間、私は、所々崩れた長城を眺め、その悠久の歴史に思いを馳せながら、龍の背中のように力強い司馬台に魅了されていた。そんな思い出もあり、私としてはこの場所がより深く印象に残っているのだろう。
「司馬台」は、北京市内から、北東120キロに位置し、空港から直接向かった方が近い。あまり交通の便がよくないので、車をチャーターしていくのがいいだろう。是非コロナが収束し、海外旅行ができるようになったら、是非訪れてみてほしい。