24年7月3日~6日、あつい
7月3日から6日までの日記です
7月3日
・ウマ娘というコンテンツ、全く知らないのだけどタニノギムレットなる方(馬?)、歌が最高。ああいう芯のある歌声大好き。最近はやりの蹴ったら折れそうな歌声というものがあるけど、大学の教授が「去勢された歌声」と言いながら怒っていて面白かった(もうこの話したっけ?)
・新紙幣、フォントがなんかヤダかも。どうせ慣れるけど。友達が、「ウチは田舎だから新紙幣なんて回ってこねーよー」と言っていて、理解してから、ウケた。私は勉強は出来るけど、常識・教養がまじで不足しているため(あ、新紙幣って回ってくるみたいな概念あるんだー)と思っていた。根拠もなしに、新紙幣は全国各地で自然発生するものだと思っていた。
・自分のあまりの教養のなさにはたまに本気でびびることがある。あれ?もしかして私そこら辺欠けてる?と気づいたのは、「全国大会」の「全国」が全世界を指していないと知った時。そのほかにも、何度も自分の常識の無さに辟易した記憶があるのだけれど、全然覚えてない。覚えてないから、私には教養がない。
・友達に紹介された居酒屋のバイトの面接に行ったら、書類を書いて終わった。人手が足りてないとは聞いていたけど、流石に大丈夫か?と思った。私がとんでもない爆弾かもしれないのに。
・バ先の駅ビルが凄かった。といっても田舎であることには変わりないんだけど、私の住んでるところが酷すぎて輝いて見えた。百均があったから、おっきな蓋を買った。すこしデカい百均があるだけで心が躍るのだから、実は、田舎者の方が幸せなんじゃないのか?都会人は、少し移動すればすべてが揃う幸せに慣れてしまっている(知らんけど)
7月4日
・文学部なので、当然それらしい授業もあるわけで、とある作品について皆で議論していたのだけど。途中で結構長めの地震が来た。校舎が揺れる中でみんな「パッション……パッション……」と呟いていて日本人すぎるだろこいつらと思った。老妓抄の話です。
・文学部なので、当然それらしい授業もあるわけで、必修だからやらなきゃいけないんだけど、私は結構この授業が苦手だ。文学部のくせに何を言っているんだという感じだけど、正直言うと作品を読んでも感想が思い浮かばない。確かに感じる何かはあるんだけど、「あー、いいなこりゃ」と思って終わり。それが24時間、1週間、1ヶ月と少しずつ身に馴染んできて、それでやっと三行ぐらいの感想が書ける。教授には申し訳ないけどさ、いいなと思ったものをただいいなと思うだけでよくね?美味しいもの、ただ美味しいと言って食べたいんだよ。メタファーとか隠し味とか、そんなのどうでもいい。良いものは良いの!その良いをたくさん感じたのが文学だったので文学部を自分の意思で選びました。入ってみたら、自分だけなんか違う味わい方してんなコレという感じで、なんかすみませんって思った。
・友達と映画に行った時も、「めっちゃ良かったね!!」しか言えない。でも本当に私は本気で感動していて、ただ、何に感動しているかわからない。よく分からんからとりあえずエンドロールに流れる人たちを一人残らず睨みつけている。良すぎるものを見ると悔しい気持ちになる。それ、私が先にやりたかったっす、みたいな。良いものって創作意欲を掻き立てるよね。私はそういうものを作りたいです。
・何年経っても自分の精神が歳をとっていなくて困惑する。周りはみんなもう落ち着いた話し方をし始めているのに、私だけ「まじか!やばくね、ウケるw」しか言ってない。みんないつどこで大人になったの。大人ってなに。
7月5日
・暑すぎる。エアコン代節約のために図書館に引きこもるのもありかと本気で思い始めてる。元は長野県に住んでいたので、暑さへの耐性がない。もう私はこの夏死ぬんだろうなという不気味な予感がずっと後ろをついてくる。そろそろ詩歌の勉強を真面目にしたいんだけど、めんどくさい。好きなら自然に出来るでしょって言われそうだけど、心底愛していても動けない重さだってある。
・ゼンゼロぬるぬるすぎて酔う。諦めました。
7月6日
・今日はサラダ記念日だよって言うとみんなあー!ってなるのが感動
・友達とスーパーに行ったら変なジジイに話しかけられた。私はまるまる無視したのに友達が返事したので初めてその子に負の感情を抱いた。だるくて俯いてたら顔まで覗き込まれて「かわいいね〜」と言われた。心底気持ち悪かった。この夏のアツさで死んでくれよジジイ。
・もしその子と遊びに行った先でナンパとかされたら、それにも貴方は返事をするのだろうか。普通こういうのって無視しないか。下手に反応したらお決まりの流れが始まってしまう。街中で急に話しかけてくる奴なんて九割変な奴なんだから、頼むから反応しないでくれと思った。ダルかった。本当にだるかった。ただの世間話じゃないの?と言われたが、あの老いぼれからは、スーパーで買い物かご片手に世間話をしたくなるような老人特有の穏やかな温かみが感じられなかった。私はここら辺の勘が鋭い。信じて欲しい。ババアならまだしもジジイなんて警戒して当然だろ。愛想だの愛嬌だのを大事にするのと、自分の身を守るのとでは分けて考えなくちゃいけない。このことが友達に果たして伝わっていただろうか。多分伝わってない。
・本当にイライラしてジジイが去った後友達にキレそうになったけどその時の私はぐっと我慢できて、「んー、アイス美味しそー」と震える声で呟いた。我慢できたーっと思ったけど冷やしきれなかった怒りで、皮肉混じりに『変なやつに返事をするな』ということを言ってしまった。短気でごめんね。
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