天才を殺す凡人?!
「天才を殺す凡人」は、本のタイトル。
久々に面白い本でした。
「人」を、というか「人の才能」を
3つに分類。
言わゆる天才、秀才、凡人。
それを創造性、再現性(論理性)、共感性、に言い換える。
つまり、
天才とは、独創的な考え方、着眼点で、
人が思いつかないプロセスで物事を進められる人。
秀才とは、論理的にシステムや数字、秩序を大事に、
堅実に物事を進められる人。
凡人は、感情やその場の空気を敏感に読み、
相手の反応を予測しながら動ける人。
うむ、わかる、わかる。
私は?
さあ、貴方は?
で、人を3分類にもできるのだが、
一人の人間の中にも、これら3つの才能があり、
上手くコントロールすることでその才を発揮できるという。
また、天才は凡人が好きで、
逆に凡人は天才を理解出来ない。
まあ世の中も凡人のほうが多いわけだから、
大手企業でも多数決の論理で、
イノベーションが起こらないわけだ。
私にとっては、なかなか示唆に富んだ本。
思い当たるところも大いにあり、
人との接し方、自分の考え方含め、
あらためて自分を振り返る時間を持てた本でした。