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経営者悩み相談と人間力を高める方法を二代目社長がアドバイス

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二代目経営者は頼りない? 二代目社長はボンボン? それは違います そう言われないために、何をしていくべきか、元劣等感満載の「二代目」経営者がNOTEに書いています。
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2021年4月の記事一覧

自信を持とうとしても自信が身につかない残酷な現実

自信、先代社長にあって私にはなかったもの自信、つまるところ私に足りないものはそこだった。親父にあって私にないものはそこだったし、親父が私に感じていた頼りなさもそこだった。
しかし、私は知っていながら直視することを避け続けた。
そのつけは必ずやってくる。

自信のなさを知識でごまかそうとし、自信があるように見せかけ、去勢を懸命に張って、それでもどうしても私の心の底にある自分だけは騙せなかった
この見

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人間力を高める メンタルタフネスを獲得する方法と岩波先生のこと

人間力を高める メンタルタフネスを獲得する方法と岩波先生のこと

人間力を高める方法を探してメンタルを強化するために私がやってきたことを書いてきた。
どれも悪戦苦闘ばかりで効果が出なかった。
これは私の不徳の致すところだ。
だが、誰でも劇的にメンタルを強化したいと思った時に、それが可能な方法はあるのか?
ありそうだが、なかなか見つけられなかった。

もちろん他力本願では絶対にダメだ。
メンタルはあくまで自分のものでしかないのだから。
それを人様に強化してもらおう

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二代目社長の誰にも相談できない孤独、経営者の悩み

経営者は皆孤独、必然的な運命二代目社長に限定せず、三代目も初代も経営者は孤独だと思う。
誰にも相談できないからだ。
誰も同じ立場の者はいない。
社員の悩みと経営者の悩みは違う。

経営者にかぎらずトップは極度に孤独だ。
孤独の世界で生きなければいけない。
その覚悟がある者が勝ち残れるのだろう。

同じ立場が一人もいない孤独昔から私は孤独を感じてきた。
いずれ後を継ぐという意味では若い頃から、同じ立

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修験道の光と影 私の光と影

修験道の効果と限界と修験道、これにはとても大きな成果があった。
しかし、同時に私の経営者としての立場から言えば限界も露呈した。それは何故か?

修験道は非日常的な生活を送り、知恵や理性を越えた先の【世界】を体感できる。
自己を追い込み、グダグダとくだらぬ知恵を張り巡らす私を破壊するにはとてもいい方法だった。
実感を伴う充実した時を送れたと思う。
ただしそれは非日常的な時間をおくれたときだけだった。

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潜在意識と無意識の攻略を不可能に感じ、立ち尽くしかない日々 瞑想と修験道

ジレンマ、迷い、不安、人生の課題ばかり走り出したいのに走ることができない、このジレンマは私にずっとついて回った。
気持ちは急くのに、心は追いつかない、この感覚ほど苦しいものはない。
焦り、苦しみ、不安、落ち込み、イライラ感が私の心を襲った。
この時期は本当に苦しかった。

もっと前へ走って行きたい、しかしどうしてもできない。
なぜできないのか?
考えるほど、邪魔をしているのは己自身しかいなかった。

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心を安定させ強くするための修行(自己暗示)

瞑想はライフワークだった私自身の心への探究心はまだまだ続く。
瞑想は私のライフワークになったが(岩波先生との出会いで決定的になった)、やらないよりやったほうがまだまし、という時期が続いた。
私の心がどうにもならない。
私は迷いに迷っていたから、少しでもすがるものが欲しかったと思う。
もし瞑想をやらないままいたなら、もっと私の心は迷走していたに違いない。
それに瞑想をやることで、少しは格好つけたかっ

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心の迷いと気持ちを安定させ強くするための修行(瞑想等)

創業者の父親への萎縮と劣等感ワンマンでやってきた、やり手である強烈な個性を持った親父の威厳の前に、私は萎縮しやすかった。
どうしても親父の前に出ると苦手意識が芽生えた。
小学生の頃から萎縮してきたし、食卓はとくに苦手だった。

創業者に睨まれた二代目蛙だから親父が食卓にいない時、私はホッとしていた。
この例を持ってしても、私がどれだけ一代目に気持ちが飲まれていたかわかると思う。
そんな私は、当然の

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二代目経営者は他の創業経営者からこう思われている

二代目社長への色眼鏡二代目社長の悩みを書いていますが、今回は二代目社長は人からどう思われているのだろう? というところです。
創業者の長男として生まれて以上、もう「二代目」という色眼鏡で見られてしまうのは甘受しなくてはいけない運命ですが、具体的にどう思われているのか列挙していきたいです。

まずはある方の二代目社長を評した文章です。二代目社長の中にも立派な人物はいますが、過半数は苦労しないで世襲制

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二代目経営者の悩み その2 人心掌握術・威厳・指導力の悩み

組織、組織、組織二代目社長の悩み、その2です。
会社はどこまで行っても組織であり、その組織が崩れると、会社も傾いてくる。
スポーツチームに例えるとわかりやすいかもしれない。
サッカー観戦が好きで、出張をかねて、ドイツやスペイン、イングランドに観戦しに行くことがある。

サッカー文化が熟成されていることに憧れるが、組織として機能していないチームは、どれだけいい選手(クラック)をそろえていても、非常に

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二代目社長の悩み その1 孤独、社員との人間関係構築の悩み

職場の人間関係の問題はどこでも第一位の悩み会社という組織では、必ず職場の人間関係が悩みの第1位に来ています。
どこに行っても、この人間関係という問題は、人を苦しめるものです。
私は親父の会社に入るまで、二代目がよくやる修行の場として、まったく別種の会社に勤めていました(銀行・証券系)

将来は親父の会社を継ぐことは既成事実だったが、その世界を知る必要があった。
職場の人間関係の悩みはそこで経験して

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二代目経営者と創業者の違い だから二代目は劣等感を感じる

二代目社長はなぜ評価が低いのか?二代目経営者はなぜ創業者に比べて、頼りなく思われ、時にはバカにされ、不当に低い評価しか与えられないのだろう?
私が思い悩んでいた時期、よく考えたものです。
二代目社長の運命だからしょうがない、私の結論は、運命を受け入れることでした。
しょうがない、それが定めだと。

私は半年以上前から、鬼才と呼ばれる心理・脳内コンサルタントの岩波さんという方のお世話になっている。

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二代目経営者の悩みと願望

二代目経営者の悩みと願望

二代目社長の悲哀二代目社長はつらい悩みがたくさんあります。
先代の社長(実父)がやり手でワンマンでエゴのかたまりで、そのカリスマ的指導力で会社をぐいぐい引っぱって来た。
その次の社長(二代目社長)ほど、しわ寄せはドット来るものなんだけど、それが私だった。

親父の息子に生まれた以上、それは運命であり、覚悟していたことでもあったが、これほど苦労を背負い込むとは、想像以上だった。

「○○社長!」なん

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