30歳を超えて、世界に一つのスーツをオーダーした時のはなし

簡単に自己紹介していきます。

私は革靴やスーツが好きな30歳を超えたおじさんです。

実は本格的なオーダーメイドのスーツに興味がありました。

ですが、本格的なオーダーはネットで調べたところ10万円くらいかかります。

安月給のためなかなかこの金額は躊躇しました。

しかし、このままだと一生しないと思い、スーツをオーダーに挑戦してみることになりました。

人生初めてのオーダーをお願いする人ははこの方です。

PONさん tailor Peleon代表(@osaka_no_taiilor)


そこで本格的な初のオーダーメイドのスーツ注文のお願いをDMでしました。



PONさん tailor Peleon代表(@osaka_no_taiilor)のオーダースーツの流れ

オーダースーツの流れを簡単に説明します。

大体どこでもオーダースーツの流れは以下の流れになります。

  1. 採寸

  2. 生地を選ぶ

  3. オプションを選ぶ

  4. スーツが完成

  5. スーツを取りに行く

私の場合は住んでいるところは東京、テーラーは大阪という遠距離での注文でした。

東京での採寸風景(前)
東京での採寸時の写真(背中)


1.採寸

採寸に関しては東京でのオーダー会があったので採寸は問題なかったです。

その時のデータを保存をしてもらって、実際のスーツのオーダーは微調整で完了しました。

サイズは微調整とはいえ、個々の骨格に合わせて体型補正入っているようです。

サイズだけ合わせるとの、この補正が入るのでは、見た目のきれいさが管理違うようです。

微調整ではアプリでビデオ通話での調整になりました。



アプリを使っての調整になりました








その時にはサンプルスーツ、生地を送ってもらい、微調整を行いました。

のときのサンプルスーツのスラックスの写真です。

サイズ46
サイズ44

上の写真はスラックスのサイズ44と46になります。

個人的には44のほうが好みだったので、44のサイズで作成しました。


2.生地を選ぶ

生地を選ぶことはオーダーメイドのスーツの醍醐味です。

オーダースーツを作るときにはお店、もしくはオーダー会で選ぶことになります。

「どんな時にそのスーツを着るのか?」、「どんなスーツを着てみたいか」を考えると選びやすいです。

私の場合生地の在庫放出の企画があり、ある生地が目に入りました。

今回目に入ったその生地でスーツを作ることになりました。

この生地でスーツを作ることになりました。

3.オプションを選ぶ

スーツをオーダーをするうえでオプションが選べます。

オーダースーツで私が選んだオプションの一覧は以下の通りです。


1.袖のボタンを縫い付けるか、本切羽にするか?

2. 裏地をつけるか?もしつけるならどの生地を選ぶか?

3.スラックスをシングルにするか、ダブルにするか?

4.スーツのボタンをどれを選ぶか?

5.裏側に長財布、スマホを入れるポケットを付けるか?


1.袖のボタンを縫い付けるか本切羽(ほんせっぱ)にするか?を選べます。

本切羽(ほんせっぱ)とはこういった仕様です。

本切羽の特徴としてはボタンをとめたり、外したりができます。

ボタンの縫い付けは本切羽のようにボタンをとめることができません。


本切羽の特徴としてはボタンをとめたり、外したりができます。

ボタンの縫い付けは本切羽のようにボタンをとめることができません。



本切羽(ほんせっぱ)


縫い付けの特徴はボタンの取り外しができない事です。

本切羽の使用にする場合は基本的には無料の仕様だそうです。

ただし特化商品の場合は有料(2200円)かかる場合もあるので、要確認です。

本切羽の由来としては、スーツはもともと医療行為の際に袖をめくって手を洗うことができるようにしたことと言われています。

そのため袖のボタンを外して手を洗えるようにされるように工夫されているとされています。(所説あります)

ボタン縫い付けも追加で料金はかからないので、どちらか好きな方を選びましょう。


ボタン縫い付け

2. 裏地をつけるか?もしつけるならどの生地を選ぶか?

裏地、ボタンは次から選んでもらいました。

裏地①


特に希望がなかったので、お任せで選んでいただきました。

裏地②

裏地だけでなく、ボタンも選んでもらったので、かっこよく仕上がっています。

プラスチック製のボタン
本水牛、ナットボタンの一覧

自分の目でみて選びたいという人は遠隔でのオーダーよりも、お店に行くことがオススメです。

写真以外のものを希望なら、オーダー前に聞いてみるのも良いでしょう。

行く機会があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか?


3.スラックスをシングルにするか?ダブルにするか?

シングルとダブルの話は聞いたことがありますか?

男性用のスーツのスラックスの仕様は「ダブル」、「シングル」の2種類があります。

ダブルとは以下の仕様です。


ダブル

シングルとは以下の仕様です。


シングル


ダブルの特徴としては、足首にボリュームが出ます。

ボリュームがでるのでカジュアルな感じになり、フォーマルよりもビジネス、カジュアル向きです。

シングルの特徴としてはスッキリするので、フォーマル、ビジネス向きになります。

パンツのオプションを選ぶときにはTPO、自分が着たいスーツをイメージして選んでみましょう。


4.スーツを取りに行く

スーツが完成したら後は受け取りに行くだけです。

店舗にいける距離の方は店舗に取りに行きます。

遠隔地でのオーダーについては宅配便で届くので、商品を受け取ります。

ハンガー便で届くので、届いたら受け取りましょう。

ちなみに宅配ボックスには大きすぎて入らないので注意です。

ハンガー便は対面で受け取るか、事業所止めにしてから取りに行くようにするようにするのがオススメです。


5.裏側に長財布・スマホを入れるポケットを付けるか?

スーツを作るうえで裏地にポケットをつけるかどうか聞かれました。

私は荷物がかさばるのがいやだったのでポケットをつけてもらいました。

左右に1か所ずつ、長財布、スマホが入るくらいの大きさにしてもらっています。



裏地ポケット①


裏地ポケット②

このポケットがあるので、長財布・スマホを取り出しやすいです。

ちょっと席を外す時に一緒に持っていける上、忘れずにすみます。


遠隔地でのオーダーのメリット

遠隔地でのオーダーのメリットについて簡単に説明していきます。


遠隔地でのオーダーのメリットについて

1.わざわざお店に行かなくてもオーダーができる
2.サイズ微調整のための店舗来店不要
3.宅配便で自宅に届く

オンラインで完結するためお店に行かなくてもオーダーができます。

ただし条件があります。


  • サイズ計測が完了していること(もしくは自分の普段着るサイズ感を店舗側に伝えていること)

  • オーダーに使う生地が決まっていること

これらの条件を満たしましょう。

またフィッティングに関してはオンラインでも可能とのことです。

普段来ているサイズ感のものを伝えておけば、自宅にサンプルスーツが届いてフィッティング調整になります。

2つ目の来店不要のメリットのうれしいところは以下の通りです。

  • 微調整のために店舗に行く交通費・時間の節約

  • なかなか店舗に行く時間が取れない人でもオーダーできる

  • 家にいながらでも微調整ができる

一旦スーツのサイズ計測が完了しても、日にちがたてばどこからしらのサイズが変わります。

そのため、変化した体型のための微調整のために再度来店するのが確実です。

生地の確認をしたい人向けにはバンチの自宅配送サービスがあります。

バンチ(生地サンプルのフォルダーのこと)を自宅に3冊まで送るサービス提供があるそうです。

そのサービスを利用して生地サンプルを自宅でゆっくり見ることができます。

生地を決めつつ、オーダースーツを着ながらイメージを膨らませることが可能です。

生地決めた後は返送料がかかりますが、送り返せば後はスーツが届くのを待ちましょう。


しかしなかなか時間が取れないという方のために、オンラインでの打ち合わせがあります。

オンラインだとFACETIMEでの修正になります。


流れは以下の通りです。


  1. 打ち合わせ前にサンプルスーツが届きます。

  2. サンプルスーツ着用後オンラインでの打ち合わせ

  3. サンプルスーツを着用してのサイズ感のすり合わせをして微調整が完了です。

3つ目のメリットはスーツ完成後、店舗に行かずともスーツを受け取れます。

仕事の関係上店舗の営業時間に取りにいけないという人でも宅配便で自宅に届きます。

都合のいい時間に配達をしてもらい受け取りが可能です。

そのため忙しい人でもスーツのオーダーがしやすいというメリットになります。

自宅やネット環境が揃っている場所で気軽に打ち合わせができるのも大きいです。

遠隔地でのオーダーのデメリット

遠隔地でのオーダーのデメリットは以下の通りです。

  1. ボタン選び、裏地が直接確認できない

  2. できたときのサイズ修正は再度送らなくてはならない

1つ目はボタンや裏地に使う生地の質感、色などが直接確認ができないことです。

ツイッターでのやり取りで行いまして、DMに送られる写真からみることになりました。

私はお任せで選んでもらいました。

ですが、こだわりがある人は直接サンプルを見てオーダーするのが良いと思います。

2つ目は完成時のスーツ着用時の違和感の修正に時間が必要になることです。

違和感を感じたところを伝えれば再度工場で修正してから店舗の流れになります。

しかし遠隔地でのオーダーだと工場に流れ、再修正され自宅に届くので時間がさらに必要です。

幸いなことに私は特にサイズの修正はありませんでした。

問題なかったので私は早速スーツを着用して出かけました。

オーダースーツのあれこれ

オーダースーツの基本料金は88000円(税込 2024年7月7日現在)です。

オプション等を付ける場合には別途料金がかかる場合もあります。

あらかじめオーダー前に確認しましょう。

オプション料金はホームページにも記載もあります。

ホームページ:https://tailor-peleon.com/okayamashitate/

聞かれたこととしては以下の通りです。


  • 本切羽にするか?ボタン縫い付けにするか?

  • 裏側に長財布、スマホを入れる用のポケットをつけるか?

  • 裏地に表側の生地を使うか?

  • スラックスはベルトレスにするか?ベルトホールをつけるか?

  • スラックスはシングルにするか、ダブルにするか?

  • ジャケットは2つボタンか3つボタンか

オーダー時にも一通り聞かれますので、不明な点があればその場でも聞いてみましょう。

スーツに強いこだわりがあるのであれば、その時にもこだわりを伝えられます。

スーツ以外にもジャケット、チノパンのオーダーも受け付けているようです。

チノパンだと28600円(税込 2024年7月7日現在)からの展開だそうです。


チノパンの生地サンプル

興味があればそちらも合わせて確認してみてはいかがでしょうか?


さいごに

初オーダーなのに生地が決まってからオンラインで微調整しただけです。

その状態でどんなスーツが来るのか気になっていました。

自分の着たいスーツのイメージが伝わったかなと心配になっていたことを思い出します。

しかし実際に届いてみると満足のいくスーツができました。

あらかじめ自分が着たいスーツのイメージ、こだわりを伝えていたので作って良かったと思いました。

少しでも自分が思い描くスーツに出会えることを願っています。


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