まあるいお月様_シングル_ジャケ_note用

夜空を見ながら 「まあるいお月様」

自分で書いた歌なんだけど、ホッとする「まあるいお月様」
古賀ちゃん(絵描き 古賀映美)に、もともとライブ用に描いてもらったイラストをyoutube配信用として変換してもらったPV。それを、どうしても、とカラオケのテロップとしても使わせてもらったのです。

あっ、この前の記事『いろんなチャレンジをした 「あいうえ音」』で紹介した「あいうえ音」も同じです。古賀ちゃんの協力、そしてチャレンジと努力の賜物でございます。その動画についても近いうちに書くつもりです。
それと再度「あいうえ音」の動画確認をしてみたら、なかなかな勘違いと、確認不足がありまして訂正文加筆しておきました。
うーん、疲れてたんでしょう、きっと(ただの言い訳)

さて、気を取り直して「まあるいお月様」です♪
この歌を紹介する時は、決まって20年前のお話しを書いてたんですが、ってもう20年前になっているのが書いてて怖い、20年って(;゚Д゚)
ふぅ、時間は誰にも止められない当たり前でしかない事実、それでも積み重なると顔文字使っても伝えたい恐怖ですね。

気を取り直せていませんが続けましょう(苦笑)

この「まあるいお月様」が純粋に好きなのは、”伝えたい想いなんて、まったくなし”だからです。僕は伝えたい気持ちありきで歌を書いて歌ってきました。今もそうなんですが、自分でも自分の歌の伝えたい気持ちが重すぎて、気軽に聴けない時があったりするんですよね。歌うことが大前提で、聴くことが主ではないから。もちろん自分でいい歌だ!と思えているから、歌うし、音源にもするんだけど、聴く状態を選ぶ歌なんです。自分で書いちゃうけどもね。それくらい魂込めてしまっている、というか、なんというか。
うん、込めちゃってるんです、はい。
そんな「吉田祥吾」の歌のなかで、伝えずに純粋に歌として存在してくれている「まあるいお月様」は、僕にホッとする気持ちを連れてきてくれる大事な存在。

20歳の頃、プロを目指して3人で組んだ「空~COO~」というバンド(ドラムはいなかったけど)。その練習場所は、自衛隊の演習場にもなっている小高い丘の空き地。真っ暗な中、ベース用の小さいアンプとアコギ2本、一所懸命に練習してたんです。
ある時に、いつも通り大声で歌ってたら、真っ暗な茂みの奥から夜間演習中の隊員さんが突然出てきてものすごく驚いた。心臓飛び出るかと思った、っていう表現の素晴らしさを身を持って体験した驚きでしたね(笑)
そうそう!あの時に初めてそこが演習場になってるのを知ったんだった、もとい、教えてもらったんだった。
いやーもう本当にあの時は大変ご迷惑をおかけ致しました。

それで、その小高い丘のぽつんと空いた空き地から見上げて見えたお月様の歌なんです。真っ暗だからこそ、お月様の光がいつもよりちゃんと照らしてくれているのがわかったし、昼間に見えるお月様の気持ちを想像してみたり。誰かに聴いて欲しいとか、評価の類を一切気にしてない純粋な生まれ方をした「まあるいお月様」。
その純粋な歌が今回のアルバムにはどうしても必要だったのです。

夜空を見ながら、3人で音を出し合って、聴いているのはお月様だけだった”あの日”。ものすごく喜びが詰まっている時間。ただただ歌うのが楽しくてしかたなかった時間。

「まあるいお月様」へのラブソングだね、これ♪


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