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Ultima Online 回顧録その5

前回(回顧録その4)は話がそれて、ダンジョン紹介となったので、今回は、UOにおけるギルド活動の中で起きたトラブルを一つ紹介しようと思う。

題して、「ギルドメンバーの問題はギルド全体の問題?場外抗争勃発!」といったところか。

まず初めに、ギルドとは・・・

ギルド
プレイヤー同士が、同じ目的のために協力するための共同体

UOにおけるギルド(プレイヤーギルド
・ギルド名が名前につく
・ギルドチャットが利用できる
・ギルドハウスで共用BOX(セキュアコンテナ)の利用ができる
・仲間内でスパーリング(戦闘のトレーニング)ができる
・死んだ場合、ギルドメンバーが荷物を確保できる
※通常は、トランメルでは死体漁りできないし、フェルッカなら犯罪フラグがついてしまう
・ギルドWAR(※)が楽しめる

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※ギルドWARは、同盟ギルド、敵対ギルドといった設定ができ、敵対ギルドといたるところで戦闘が可能となる。

といった、いろいろな利点もあり、何より仲間とコミュニケーションし、一緒に狩りを行ったり雑談したりと、UO生活が充実したものになっていく。
もちろん、顔なじみを作って「いつもの場所」で会話するというのもありだけども。

事件は突然に
UO内コミュニケーションはもちろん、ギルドのホームページを作って、掲示板を設置し、その掲示板で連絡や情報共有、雑談といったUO外のコミュニケーションは楽しいものであった。
しかし、ある日、突然それは起きた。

投稿者:ほげギルド NANTO(仮名) URL:hogehoge.com

オタクのギルドメンバーのPORORI(仮名)ってやつが、デスタードダンジョンでMPK(モンスターPK ※)してきました。そういった行為をギルド名つけて堂々とやるのはどうかと思います。

といった投稿がギルドの掲示板に突然投下されたのである。
もちろん、トランメルでのMPK行為は、基本NGであった。

※トランメルでMPK を頻繁に繰り返して他人に嫌がらせをする行為は、ハラスメント(禁止された嫌がらせ行為)の対象であり、GM の処罰対象となります。

突然のことに慌てた俺は、まずはPORORIを捕まえて、話を聞くことに。
すると、本人いわく「いや、わざとじゃないし・・・」とのこと。
実際、MPKは線引きが難しく、前述のように「繰り返し」あからさまにやる行為は問題ではあるが、死にそうだから逃げていたところ・・・みたいなのは、ありがちである。
とはいえ、掲示板まで書き込まれてしまったので、相手のギルドも掲示板あるようなので、わざとではないとのことであはるが、謝罪しにいくことを決意した。

投稿者:ぬおーんギルド よしこむ URL:nuooon.com

ギルド「ぬおーん」のギルドマスターのよしこむです。
NANTOさんより、うちのメンバーがMPKしてしまったという連絡がありました。
やってしまった本人に問い合わせたところ、「わざとではない」とのことではありますが、NANTOさんが被害にあわれたのは事実であり、ご迷惑をおかけしたことには変わりありません。
申し訳ありませんでした。

といったようなことを書き込んできた。
「いやもう、わざとじゃないってことだし、死ぬんじゃないよ、それで掲示板まで苦情とかダサくね・・・」とか思ってはいたが、ここはギルドマスターとして、誠意をしめすとした。

すると、しばらく後、相手ギルドの別メンバーより下記のようなリプライがあった。

投稿者:ほげギルド BUKKORO(仮名) URL:hogehoge.com

謝罪はわかったよ。
ところで、オタクのギルドメンバーのPORORI(仮名)ってやつ、クビにしたの?
迷惑かけるようなやつは、またやるし、脱退させたほうがいいよ(笑)

個人的には、事故に近いし、注意止まりかなーなんて思っていたんだけど、割と強烈なリプライがきてしまった。
この時点で、「うわ、めんどくせーギルドか?」などと思ったけど、特に強くは言い返さず、「同じこと起きないよう、しっかり注意するよう伝えます」とだけ返事をした。
個人的には、これでいったん本件はクローズかなって思っていたら、数日後に再びこちらのギルド掲示板に投稿が。

投稿者:ほげギルド BUKKORO(仮名) URL:hogehoge.com

PORORI(仮名)ってやつ、先日見たけど、まだクビにしてないの?

いや、もうマジでなんなんだ。
「ほげギルドのギルマス、なんとかしてくれ!」という状態。
おたくのメンバーのが圧倒的な問題児感出てるけど・・・
などと思いつつ、一旦リプせずスルーすることに。

と、スルーしてやりすごそうとしていたら、上記の書き込みに腹を立てたPORORIではない別のメンバーが、相手ギルドの掲示板にカチコミにいってしまった。「おたくんところの教育こそどうなってんだよ」と。

ギルド抗争(場外戦)の始まり
止まらない場外抗争。
掲示板同士のレスバト。

こうなると、「ギルドWAR仕掛けるぞ、オオン?」とか、「フェルッカこいや、ブッコロ!」とか、ゲーム内の対人戦でケリをつけようとするPKや対人マニアの方がまだ健全である。

旧来より、場外戦にすぐもっていく人らのなんとめんどくさいことよ。
関わってしまったのが運の尽きといえよう。

いいから、ほげギルドのギルマス出てきてくれ・・・

ギルド抗争(場外戦)の終わり
ほげギルドとのレスバトは、メンバーが活発な時間帯である夕方以降に双方書き込み、翌日の夕方以降に次のレスバトを書き込むみたいな、そんな感じが3,4日続いた。
とはいっても、前述のように書き込みから、リプまでのタイムラグが大きい(※書き込んでからUO満喫しちゃうからだけど)ため、5ch(旧2ch)スレのバトルや、最近よく見られるツイッターバトルみたいな勢いがあるものとは程遠い。

ていうか、BUKKORO以外のメンバーもスルーしてて、ほんとしょうもなかった。勝手に動いてないだけマシかもしれない。発端であるNANTOもダンマリ。
おい、お前!お前だよ!BUKKOROを止めれ!

なお、うちのメンバーは止められなかったし、変なことを言い返してもいなかったのもあり、ここは覚悟を決めて任せていた。

そんな感じで抗争は続いていたが、ある時、ついにほげギルドのマスターから書き込みが。

投稿者:ほげギルド ギルドマスター URL:hogehoge.com

ほげギルドのギルドマスターです。
双方の意見はわかりました。
当事者のNANTOも、「わざとじゃないなら、以降気を付けてくれれば」と言っています。
お互い、言いたいことはあるでしょうが、だいぶ本題から離れた話が続いてしまっているし、そろそろ双方お開きにしてはいかがかな?

おせえ・・・
そして、NANTO・・・なんとw
お前、見てたなら!

とはいえ、ようやく、BUKKOROも引き下がる様子。
こちらのヒートアップしてたメンバーも、この書き込みにより冷めた模様。

いったいなんなんだよ・・・

とまあ、唐突に場外ギルド抗争が始まり、唐突に終わる。
俺は単に疲れただけ。

ギルドメンバーの問題はギルド全体の問題?

本日のお題としては、まさにこれ。
誰かがバトル始めると、ギルド全体の問題となってしまう。
昔も、今も。

これは避けられない問題であると思う。
個人の問題でも、必ずギルド全体の問題と捉えて問題にしてくる輩が出てくる限りは。
企業も同じかなw

まさに、UOでの生活は、リアルを巻き込むエキサイティングなものである。では、今回はここまで。
次回は、自分のギルドの話ではなく、同級生のギルドで起きた、まさにオンラインゲームの闇みたいな、そういったものを紹介しようと思う。

【オマケ】ウルティマオフライン
ギルドのメリットは先に挙げたような、ゲームに関連する部分だけでなく、「オフ会」といったものも、割と人気で、「オフ会」を開催しているところは多々あった。なんなら合同ギルドオフてきなものも。

自分が作ったギルドではオフ会は開かなかったが、別のところに呼ばれて参加したことはあった。
ゲーム内のイメージと、実際のイメージが異なっている、そのまま、といった、ちょっと面白い雰囲気は新鮮であった。

今は、SNSやツイッターでのゲーム外コミュニケーション主体だし、自撮り最初からアイコンにしてたりな人多そうで、そういった楽しみはあんまないかもだけども。
UO回顧録6
ギルドクラッシャー

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よしこむ
調べる対象について、浅かったり広かったり振れ幅大きい記事を中心に。 何かしら調べてほしい、聞きたいなどの依頼は気が向けばやるかもしれないです。