こんな時期に結婚式をするだなんて
たぶん、3月以降、結婚式を控えていた方々は断腸の思いでキャンセル、延期を決断されたことでしょう。
プランナーさん曰く3月以降軒並み延期。10月の私たちの式が一番最初だとおっしゃっていました。
そう。私たちは今年の10月に式を挙げる予定にしています。これは延期でもなく去年末にもう10月と決めていました。
去年末にプランナーさんに出会い、結婚式の予定を立てた時にはまさかこんな状況になっているだなんて思ってもいなかった。
そして、正直、2月に新型コロナウイルスが流行し始めてからも10月には落ち着いているだろうと思っていた。だって、それまでに落ち着いてないと世間はとんでもない状況に陥っていると思ったから。
でも、挙式を1ヶ月半後に控えた今、当時予測していた世の中とは全く違う状況になっている。日々、過去最高の感染者数、重症者の増加、医療機関の逼迫...暗いニュースばかり。収まるどころか収めどころがわからないくらいに広がってしまっている。
かといって、収束に向けた動きをしているかというとそういうわけでもない。むしろGOTOキャンペーンなど矛盾した社会の動き。この不条理な環境に行き場のない苛立ちを感じています。
医療現場に務める友人が多くいる私たち夫婦には、「参加したいけど、正直この状況では申し訳ないけど参加できない。」という返事が多く、快くお祝いできない状況を鑑みて、友人や恩師を招いた披露宴は延期せざるをえない状況。
もちろん、日常を取り戻さないといけないという行動もわかる。わたしも早く安心して出歩きたいとも思う。
けど、一方で、自分は大丈夫という身勝手な行動のせいで、広がる感染症に怯え、一生に一度のお祝いの場を取りやめる苦渋の決断をしている夫婦も多くいる。
毎日状況をみて、これでできるかもしれないと思った6月。でも日に日に増える感染者をみて、やっぱりできないかもしれないという8月。そして決断の9月を迎える。
いま、結婚式をされる方が増えてきた印象がある。それは、3月周辺に予定してた方が、式場の都合で延期した結果、今の時期に変更し、それ以降はキャンセル料を取られるため、せざるを負えない状況であるため。
せっかくのお祝いの場だけど、全員マスク姿。
「こんな時期に結婚式をするだなんて。」という言葉
参列者もいろんな事を考えてホントはお祝いしたくても欠席を余儀なくされる状況
いざ式を挙行しても2週間は感染が増えていないかという不安な気持ち
きっと、多くの夫婦がそんな不安に悩んでいるんだと思う。
わたしも普通に結婚式は時期がくればできるものだと思っていた。式を行い、そのあと、子供がほしいなとも思っていた。けど、その計画は変わりそう...
でもできないことばかり考えてもいられない。
「できないことを数えるより、できることを考える。」
私たちの出した決断は、
神社式は行う。
この状況でも遠方から来てくれるという親戚たちのためにも晴れの姿だけは見せてあげたい。その気持ちを今回は最優先事項とした。
そして、披露宴は規模縮小。友人、恩師への披露宴は無期限延期。
親族間なら安心できるだろうから、会場を分けての食事会を行い、極力安心してその場を楽しんで頂ければと思い、工夫をすることにした。
できることの中で以下に工夫して、楽しいものを作れるか。
挙式は親族だけのものにしていたけど、屋外だし、インスタライブで友人に挙式の様子を写していいかなとも思うし、近くに住んでる友達にはぜひ来て、写真を一緒に撮ってもいいかなとも考えている。
たくさんの友人達からの延期でも絶対行くの声と、親戚の、今の生活を自制してでも体調整えて行きたいとの声とに支えられて少しずつ前を向いて、
一生忘れることない、唯一無二の結婚式を絶対成功させる。
たくさんたくさん悩むだろうけど、大丈夫、あなただけじゃない。悩める花嫁さんに寄り添えれば。と