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テーピング革命 Dynamic Tape 実践編1:貼り方の基本

 さて、これまでのキネシオテープに代表される裏紙をはがして貼付するタイプの伸縮性テープとは似て異なるDynamic Tape、その貼り方について説明していきましょう。素材の特性上、これまでのキネシオテープ等で用いていた貼付法そのままで、テープをDynamic Tapeに置き換えるだけではその機能を十分に発揮することができません。

キネシオテープ:神経生理学効果 vs Dynamic Tape:生体力学的効果

 ここでは、いわゆる「肩こり」の原因となる僧帽筋への負担軽減を目的としたテーピングを例に、基本的な貼付法を説明してゆきたいと思います。今回の貼付例の練習で用いるDynamic Tapeは下の写真の通り。貼る対象(モデル)によって前後しますが、7.5㎝幅のテープを40㎝~50㎝の長さにしたもの1本(効果をより高めたい場合は2本)と5㎝幅のテープを15-20㎝の長さにしたものを2本ご用意ください。

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 さて基本的な貼り方を説明するうえで題材に選んだのは、頚部痛に対して僧帽筋上部への負荷を減らす、いわゆる「肩コリ」のための貼付法、ドイツの理学療法士Nikolausの研究では、テープ貼付後の筋電図測定で筋放電の大幅な減少(僧帽筋の弛緩)がみられたことが報告されています。さあ、ワークショップで参加者の先生方がこのテープの凄さを実感していただける、そして奥様をはじめ皆様の大切な人にも間違いなく喜んでもらえるテーピング法で、このDynamic Tapeの基礎を学ぶことにしましょう。今回の実践編からは有料コンテンツで、比較的高い値段設定ですが、この後紹介される部位にも適応される基礎の部分も含まれますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 Biomechaical Taping とも呼ばれる Dynamic Tapeは直接的に組織にかかる負荷を吸収、あるいは間接的に運動効果を高め、負荷のかかり方を管理します。その生体力学的な効果を発揮させるためには、以下の3つのポイントが貼り方の基本となります。

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