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【和田よしあき国会だより2024.9.4】

北広島市に「防災食育センター」オープン!

防災食育センターのオープニングセレモニーのテープカットの様子

7月9日、北広島の大曲地区に防災食育センターがオープンしました。総工費32億円の2/3を防衛省予算で補助。北広島市の公立学校の給食センターを更新しつつ、自然災害発生時には市民に温かい食事を提供する防災機能を併せ持ちます。

2018年の胆振東部地震発災時、ここ大曲地区でも土砂崩れが発生し、複数の住宅が全壊・半壊する大きな被害が発生しました。それ以来、上野市長のリーダーシップで防災機能強化策が推進され、このプロジェクトがスタート。チームワークで予算を勝ち取り、センターの完成を迎えました。

施設の機能を視察

目下、日本中の自治体から視察の申し込みが殺到しています。みなさまも是非一度お出かけください!

台湾海峡危機シミュレーションに参画!

総務大臣役として発言

7月15-16日、毎年恒例の日本戦略研究フォーラム主催「台湾海峡危機シミュレーション」に参画。我々自民党の若手・中堅国会議員が大臣役を務め、迫り来る脅威に対処する訓練です。このシミュレーションには総勢70名が参画。各省庁事務次官経験者や高官が大臣役の補佐を務め、米国務省や海兵隊、台湾軍の元高官も米国と台湾の対面窓口を演じました。イギリスやオーストラリア、リトアニアなど準同盟国や友好国の大使館も多数オブザーバー参加。

シナリオは陸海空自衛隊の元最高幹部が半年かけて練り上げました。そのシナリオとは…某年某日、北海道と北東北で大地震と津波が発災。自衛隊は被災地の救助・復興に向かう。同じ頃、北朝鮮が38度線付近で大規模演習を行い、在韓米軍と韓国軍に緊張感が高まる。程なく、中国が台湾に情報戦とサイバー攻撃で台湾を混乱させて非武力で手中に収めようとするが失敗。そして中国による海上封鎖と武力攻撃が生起する…といった流れです。

私は初日総務大臣役で国民避難と通信手段の確保を務め、二日目は防衛大臣役で事態認定の提言や在留邦人の救助、米国との連携、作戦遂行などに務めました。鍛錬なくして本番での成果はあり得ません。政治家として必要となる様々な知識と決断力が養われる訓練でした。

フィリピンとの安全保障外交!

6月下旬、私が立ち上げた「防衛産業強化・装備移転推進議員連盟」として、会長である小野寺五典元防衛相と共にフィリピンに出張。フィリピンのテオドロ防衛相、マナロ外相、アニョ国家安全保障委員会長官、ズビリ前上院議長など意見交換を行いました。

この直前、南シナ海のフィリピン領セカンドトーマス礁にて中国海警がフィリピンの輸送船を襲撃、フィリピン海軍兵士が重傷を負う事件が発生していました。

我々はあえて現地記者を集めて記者会見も実施し、そこで中国の蛮行を強く非難。その上でインド太平洋の平和と安定は日本とフィリピン両国共通の核心的利益であることを確認し、先に提供した航空警戒監視レーダーに加えて更なる装備移転や訓練などソフト面での支援強化など、フィリピン軍の国防力強化に最大限協力する旨を表明。

フィリピン軍艦上にて

また、悪路をひたすら走り、日本の航空警戒監視レーダーを設置したワレス空軍基地、クラーク空軍基地、バサ空軍基地、スービックベイ海軍基地を訪問。国境線を守る司令官や兵士の生の声を聴取し、フィリピンの国防の現場を視察しました。

ワレス空軍基地にて。後ろに写っているのは日本が供与したレーダーです。

我々がフィリピンを訪れた約10日後の7月8日、木原防衛相と上川外相がフィリピンを訪問して日比外相防衛相会談(2+2)を開催し、防衛協力をよりスムーズにする円滑化協定(RAA)が締結されました。
Philippines, Japan move for stronger security ties in face of rising China threat|Arab News Japan

石狩開発促進期成会で要望活動!

7月中旬、石狩振興局内市町村長を中心とする「石狩開発促進期成会」として恒例の要望活動を行いました。国道337(道央圏連絡道路)、千歳空港、石狩湾新港、農業基盤整備、千歳川輪厚川治水対策。札幌北広島環状道路、ボールパーク新駅など石狩管内の重要公共事業の予算獲得と整備実現を目指して財務省、国土交通省、総務省、農水省などの関係部局を訪問。

国道337(道央圏連絡道路)については空知管内(長沼・南幌)を通過することもあり、お隣り10区の稲津久代議士にお取り計らいいただいて斉藤鉄夫国交相に直接要望を行いました。令和6年度補正予算、令和7年度当初予算の獲得に向けて地元選挙区を中心に一致団結して頑張ります。

石狩管内首長の皆様と斉藤国土交通大臣へ要望活動

「アジア政治リーダーフォーラム」でASEAN次世代リーダーと関係構築!


笹川平和財団主催「第二回アジア政治リーダーフォーラム」に出席。インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアの次世代のリーダーと共に丸2日半缶詰で日本とASEANの未来について徹底的に議論しました。メンバーも発言内容も完全非公開。だからこそホンネの議論ができて大変勉強になりました。

日本の政治家や経済界のASEANにおける発信力が中国に比して弱くなっていること、米国がイスラエルとハマスの戦争で一方的にイスラエルを支援していることでイスラム教国であるインドネシア、マレーシア、ブルネイを中心に反米感情が高まっていること、日本独自のASEANに対する政策を見せて欲しい、もっとASEANにコミットして欲しい、などの意見が多く寄せられました。

インド太平洋の平和と安定は日本の平和と安定であり、ASEANの平和と安定でもあります。非同盟主義であり、国々によって立ち位置が異なるASEANとどのように連携を強化してこの目的を達成するか。日本の外交力と国会議員一人一人の外交力が試されます。

以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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