Webセミナー参加者側の準備チェックリスト
Zoomを活用した主催者側の情報を発信していたところ、大学のキャリアセンターの方から「参加学生として注意すべきことや準備事項について教えて欲しい」と相談をいただきました。
これだけスピーディに学生へのアドバイスを適応させていく姿勢、素晴らしいですよね。まだ私自身も整理し切れていない点もありますがまとめて見ました。ぜひこんなポイントもあるよ!というお声あればいただければ幸いです。
使いやすさの観点から、Webセミナー参加前のチェックリストを想定して作ってみました。
また、この記事では、視聴型の参加者が顔を出さず見るのみ。もしくはチャットのみのWebセミナーではなく、Zoomなどを活用した参加者も顔を映し、発言することを想定した参加型・双方向型のWebセミナーの際に、参加者としてどのような準備や注意点があるのかを想定してまとめています。
スムーズなWebセミナー参加のためのチェックリスト
・インターネット環境があるか
必然ですよね。安定したインターネット接続ができる環境で参加しましょう。カフェなどでは一定時間が経過すると一時的に接続が切れますので環境として推奨できません。ぜひご自宅やキャンパスなどで参加しましょう。
また、携帯の契約がギガ使い放題などの方であれば、接続しているインターネットが切れた時のバックアップの回線として心強いですが、仮に一度接続が切れてもすぐに同じURLから入れば復帰できますので焦らず対応しましょう。
・PCやタブレットの動きが鈍ければ事前にストレージ容量をチェック
Zoomはyoutubeやskypeなどにも比べて使用する帯域が驚くほど少なく、なんとか繋げようとしてくれるのがありがたい点ですが、とはいえ、「最近、PCが重いんだよなー」と感じる人は事前に対応できる範囲でしましょう。
まずは最近再起動をしていなければ一度再起動をしておきましょう。https://pctextbook.com/shutdown-option/
次にストレージの空き容量を確認。「PC ストレージ 確認 windows or Mac」ででも検索をしてみてください。
その他にもキャッシュクリアをすることもオススメです。
「キャッシュクリア 方法」などで検索をしてみてください。
また、フォルダに長く使っていない大容量ファイルがあれば削除する。クラウドにあげてあるファイルは削除するなどをしましょう。
デバイスはPCやタブレット端末が推奨です。
スマートフォンの場合、説明スライドが小さくなる点や、自分のカメラの位置や何かチャットでやり取りする際にカメラが動いてしまうなど難しい点がありますので、スマートフォンはあまりお勧めではありません。
・カメラの確認
参加型のWebセミナーの良いところは主催者や参加者同士で会話ができることです。自分が顔を出したいかという視点もありますが、相手が話しやすいかという視点で考えると顔を出せた方が理想的です。基本的にカメラはONにして参加しましょう。
かといって、1人で参加する場合はPCやタブレットなどの内蔵カメラでOKです。
もし内蔵カメラがないという場合は、外付けの数千円のカメラでも良いですし、3万円程度のChromebookなどでも問題ないです。
・音の確認
マイク付きイヤホンがあれば十分です。Zoomでは接続テストもできますのでやってみましょう。
参加中に席から動きたいこともあると思いますので、できればワイヤレスのものがオススメです。ワイヤレスの場合は、参加前に充電をチェックしましょう。
・参加場所はどこが良いか
自宅が良いです。インターネット環境とも関連しますが、Webセミナーに慣れない人でも自宅だと自分もリラックスして参加できると思います。
自宅の場合の注意点は、背景です。Zoomでは接続時にカメラのチェックもできます。映したくないものが映ってしまう場合は動かすかカメラの向きを変えましょう。
自宅以外ですと、会議室や学生であれば大学の研究室などのようなWifiがあり、静かな部屋がある人はその環境もありです。
一方でカフェはお勧めできません。自分側の音を自分で聞くことができないため気づきにくいのですが、カフェなどでは想像以上に相手に雑音が入ってしまいます。特にマイク付きのイヤホンの場合、集音マイクといって周囲の音をひろい安いマイクのため、自分が話すときに相手が聞き取りにくくなってしまいます。また、Wifiの観点からも推奨できません。
・服装はどうしたら良いか
主に学生が気にされるかと思いますが、基本的にはWebセミナーのためにわざわざスーツやネクタイを着用する必要はありません。(もし服装を指定してくる会社がいれば仕方ないですが。)
自分の私服が心配で集中できない!という人であれば「ビジネスカジュアル ユニクロ」などで検索してみましょう。
以上が参加型・双方向型のWebセミナーに参加する上での最低限の準備リストです。
自分次第でWebセミナーの満足度を向上できるポイント
ここからは、せっかく参加型・双方向型のWebセミナーに参加するのであれば良い時間にできた方が良いと思いますで、自分次第で満足度を向上できるポイントをお伝えします。
・主催者側の運営が不慣れだったらサポートに回る
まだ、主催者側もWebセミナーの開催が慣れていないことが多い時期です。
でもここで良い体験をできれば、セミナーをオンラインで実施する企業が増えるきっかけになり、情報格差がなかなか無くならない就職やキャリアの情報も一気に格差がなくなっていくかもしれません。
もし運営に慣れてないかなと感じたら自分も場の価値を高める1人だと考え、音が聞こえづらい、スライドが共有できていないなどのことがあれば“暖かく”伝えてあげましょう。なんならやり方がわかっていなければそっとチャットの私信でメッセージを送るのもありかもしれません!
・頷きは大きめに!
前のものとも関連しますが、リアル開催で慣れている話し手の人は、Webセミナーだと反応が見えづらいことに違和感を感じます。
Zoomの面白いところは参加者の顔も一覧で見えているところです。ペースメーカーとも言いますが、だからこそ話している最中に画面越しで頷いてくれる人がいるとその人には光が差しているかのようにありがたい存在なわけです。相手が話しやすくなると、予定していたもの最新情報などを聞けることもあり、結果自分や参加者の満足度も高まりますので、是非とも頷く際は大きめに行きましょう!
・参加学生との会話を楽しもう
参加型のWebセミナーの面白いところは、参加学生も発言できるだけでなく、『参加学生同士の交流』もできるところ。
しかもそれがWebセミナーの性質上、エリアを問わず参加できるため、普段接点がない地域の同世代との出会いや、時には海外留学中の同世代との出会いもあります。そんな人たちがたまたま同じWebセミナーのテーマに関心を持って参加したわけです。
同世代で共通のテーマに関心を持ったなどの共通点があった上で、参加した理由や、Webセミナー当日に同じ話を聞いた中で、印象に残った点には違いが出るわけです。
普段出会うことの少ないエリアの近い思考を持った同世代と交流し、お互いの印象に残った点を共有し合うだけで、異なる考えや価値観を知れて面白いですし、他の人の意見を聞くことで理解の幅も広がります。
主催者側に参加者同士の交流を促すほどの余裕がないこともあるかと思いますが、「何か質問がありますか?」や「最後にどなたか感想をいただけますか?」などの問いかけがあった際に「他参加者の方の意見を聞いてみたい!」なんてリクエストも出せるかと思います。
ぜひ積極的に参加して見てください!
・まだWebセミナーの価値を知らない友人を誘う
私は体育会の出身なのですが、体育会の人の他にもガチゼミの人や研究室が忙しい人、アルバイトや長期インターンシップなどの課外活動が忙しい人などにも移動の時間やお金の余裕がなくても開かれた機会がWebセミナーです。
一方でそういう人には情報もない可能性が高く、通常であれば知り合いのつながりで少ない選択肢の中から就職先を決めてしまうという事態が毎年おきています。是非そんな友人にこそWebセミナーの存在を教えてあげて欲しいと思います。
実は企業からすると、何かしらの理由で就職活動に時間を割けない人に会いたい想いを持っていますが出会う手段がありません。
もしWebセミナーが広く知り渡る機会となり今までにない出会いが創出されたのであればさらにWebセミナーが広がるきっかけになると思います。
他にもWebセミナーには、リアル開催だと会場に足を運びにくい学生がいるように、社会人も同様で海外駐在している社員や研究所や工場、地方拠点にいる社員の人にも会えるチャンスがあったりします。
リアル開催の廉価版と捉えず、Webセミナーだからこその可能性に期待しつつ、楽しんで取り組んでください。
以上です。充実したWebセミナーを!
ここまで読んで、「なんか主催してみたくなったぞ!」という人はこちらもご参考ください!
・インターンシップをオンラインで実施するときの考え方とツールの選び方
最後までお読みいただき、ありがとうございました。サポートも嬉しいですが、基本的に全て無料で投稿していきますので、「スキ」を押していただければ励みになります。よろしくお願いいたします。