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映画「JOKER」について
※一部ネタバレあり
遅ればせながら映画「JOKER」を見た。
「ダークナイト」のようなエイターテインメント性は殆ど無かったが、考えさせられる映画ではあった。
真っ先に感じたのは映画「タクシードライバー」との関連性だ。
どちらの主人公も世の中に対応できず、悶々とした日々を過ごし、自己の存在価値を何かに見出そうとしている。
タクシードライバーでは「街のクズども」の一掃に、 JOKERでは「街のクズども」と卑下する一般層への反逆に、 その答えを見出している。
”どちらかが正しく、どちらかが間違っている” のではなく ”どちらも正しく、どちらも間違っている”。
なぜならのその2面性は私たち自身に元来備わっているものだからだ。
コロナ禍の中、
ある時は開店している飲食店に批判の目を向け
ある時は”自粛警察”に批判の目を向ける。
しかしタクシードライバーの主人公 ”トラヴィス” 演じたロバートデニーロが ”JOKER” に射殺されるシーンは, 今の世の中がある種の”潔癖性”を
求めている傾向にあることに対するJOKERの反逆とも受け止められた。
是非とも両方セットで見てほしい映画だ。