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ヒーローになりたいとか言ってる場合じゃねえ

ラーメン屋で麺を啜っていたらミスチルの歌が流れてきた。

「でもヒーローになりたいーただ一人君にとってのー」

ああ、何かCMで使われてたねコレ。

こういうの聞いて「ああ、オレも女の子の前でカッコつけてヒーローになりてえ」とか思っている男がいるんだろうな。

思わず鼻で笑ってしまった。
それは、過去の自分に対して、だ。

世の男の皆さん「ヒーローになりたい」なんて思ってる場合じゃないよマジで。

しかもミスチルの桜井氏のような超絶圧倒的恋愛強者が「ハイハイこういうの皆好きでしょ求めてるでしょ売れる売れる」と狙って作られた歌詞を聞いて魂を震えさせてる場合じゃないよホントに。

どちらかと言うと、高橋優さんの「パイオニア」聞いた方がいい。

「光探すより自分が照らせる暗闇を見つけていたい」

ヒーロー願望ってまさにこれ。

誰かの力になりたい
誰かに貢献したい
誰かを助けたい

そう思うのは勝手だけど、貴方には絶対にその「暗闇」を抱えている人は救えない。

なぜその人はそもそも暗闇なのか。
それは、光を当ててほしいからだ。

もし自分が明るい存在になったら、誰にも光を当ててもらえなくなる。心配されたり援助してもらえなくなる。

救いなんてこれっぽっちも求めていない。
可哀想な自分でいた方が得だからだ。
常に誰かに助けてもらえる。

そうやってオトクに生きてきたのに、今更誰かに変えられたいなんて思うわけがない。

しかも自分が一回でもその人に光を当てたら、貴方は奴隷になる。助けて、援助して、愚痴を聞いて、貴方は相手の希望通りの行動を要求される。

ただ、もしそれを拒んだり、相手の意にそぐわない行動を取ったりすれば、相手は「裏切られた!」と感情を露わにし、掌を返したように貴方を攻撃して自分の身を守ろうとする。

たとえ10年頑張ってヒーローであり続けても、たった一つミスを犯せば今までのことなどなかったかのように、貴方は責められる。

それでもずっとヒーローになり続けられる自信があるなら、どうぞどうぞ。

そして、ヒーロー願望がある男は基本的に「感謝されたい」と思っている。

要するに見返りを求めている。

その見返りが自分の期待よりも小さかったり、なかったりすると勝手に傷つく。オレはこんなに頑張ったのに、と。

要するに貴方がヒーローになろうと頑張っても、誰も幸せにならないってこと。

どうすればいいのか?
貴方が誰かをヒーローにしてあげればいい。

どんどん誰かに助けて貰えばいい。

そして「ありがとう」の感謝の気持ちと言葉、相手が求めている見返りを渡してあげればいい。それならば相手は喜ぶし、自分も助けて貰えてプラスになる。

その方がよっぽどヒーローだ。

どうも、ヨシです。
このことにもっと早く気づきたかった、という内容を今回は書いてみました。

恋愛強者になるために、七つの習慣を学ぶ。
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