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こんなことってあるの。。。? 漁港の流れ

 この日はいつも行く場所が強風との予想なので、場所を変えた。新しい場所でエギング。そこも一級ポイントと言われている場所。人が多いと思ったが平日の夜なので、全然いない。集中して竿を出せる。

 初めての釣り場に行くといつも気になるのが流れ。ルアーマンたるもの流れを重視する。小潮の上げ潮で釣り場に入った。ということは、漁港へ流れ込む流れが起きる。しかし、風は逆に吹いていたので、漁港から出て行く表層の流れもおきるはず。風速2m〜3mっていうとこで、そんなに気にならないはず。
 エギをキャスト。エギを沈めていって流れを確認したところ、上げ潮の流れはそんなに感じない。まぁ、小潮ならこうゆうこともある。ただ、風でラインが逆に流されるけど、風速2m~3mの割に引っ張られる。
 『ん?』
違和感を感じた。都内でシーバスをやっていて風方向と海水の流れが逆というのはよくあること。でも、その感覚と違う。風に引っ張られている以上に力強い。エギは潮の流れの方向より表層の流れの方向へ流される。表層に漂っている浮遊物が結構な勢いで流されてる。
 やがて風も収まりたまに無風状態になった。

『んん??』

 風がないのに二枚潮になっている。相変わらず漁港から押し出される流れが強い。いっ時、風向きが変わり3枚潮とも言うのか、風と表層と海水の中がバラバラになったときもあった。間違いない、風による二枚潮ではなく、表層を流れる淡水(真水)によって二枚潮になっている。
 でも、ここは漁港。その水はどこから?

 その漁港の横には川がある。仮にものすごい量の水が流れていたら、流れが乱れることは考えられる。でも、そんな量の淡水は流れていない。そもそも、その川と漁港は繋がっていない。
 漁港の中から外に潮目が移動してくる。漁師が清掃で使用した水が温められて、漁港から出ているのだろう。
 それをみて仮説を立ててみた。仮に漁港の中で大量の真水が流れ出て、真水が海水の上を流れ、潮は上げ潮で漁港の中に入ってく海水が真水の下を流れる。そうだとしたら、このラインの引っ張られ具合にも理解ができる。
 しかし、漁港内でそんなことがあり得るのだろうか。漁港と川は大体堤防で分かれて居る。船を守るためにもそうゆう作りになっている。しかし、あの大量に流れ出る感じは川と繋がっているとしてもおかしくない。なによりも、この感覚は河口でのリバーシーバスと同じ感覚。

 この日は結局釣れず。帰路に着いた。
帰ってから、やはり気になり漁港の衛星写真を見直してみた。

『ん!?』

 グーグルの写真やその漁港で撮影した動画などを見ると、排水口みたいなのがある。しかもデカめ。うそ〜ん。。。 

 直接見て流れは確認してないけど、どうやら仮説が正しい可能性が出てきた。大量の真水が流れ出て、海水の上を流れ二枚潮になっていたと考えられる。その大量の真水とはなんぞや?って話しだけど、その出どころは不明。とにかく、それならあのラインの引っ張られ方も納得がいく。風で押されてないとなると、真水しかない。まさか、透明ヨーグルト、ヨーグリーナ?それならもっと甘い香りがするはずだ。そんなはずはない。
 また行った時にでも、確かめてみよう。

 だとすると、、、イカは釣れないのでは。。。真水は嫌うって言うし。チロチロくらいの真水の流れ込みだったら気にしないけど、流れが出るほどの真水が流れ込んでいたら、イカは寄り付くはずがない。あぁ早く気づいてれば移動してたのに。

 河川の淡水と海水の二枚潮はわかるけど、それがまさか漁港でおこるとは想像が及ばなかった。また一つ勉強になった釣行でした。

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